一話 ページ2
「おはよーございまーす」
久しぶりに教室に入る。復帰、と言っても半年とちょっと活動休止してただけだけど。
朝一に来たので誰もいない。
「三期生の教室にいってみよーかなぁ」
三期生って何人居るんだろ、どんな子だろ、とかぼーっと考えていると廊下からコツコツ、と足音が聞こえた。
ガラカラ、と音をたてて教室に入ってくる
「俺達が一番っすかね?...って、え?」
「ちょっと!蛮!!急に止まらないでよ!痛ったいなー......!!」
「蛮、?どうしたのだ?何か___」
蛮とは良くお肉食べに行ったなー、澪は実験台とか黒魔術に付き合わされたりしたし
エヴァさんは身長低い仲間に勝手にしたら怒られたな〜
「よっ、久しぶりー」
「ひっ、ひ、久しぶりじゃないよっ!!心配してたんだからぁ!!」
そう言い涙をぼろぼろ流して抱きついてくる澪。それに比べて口をぱくぱくしてえ?え?と小さな声で言っているいる蛮。
「ほ、本当にAっすか...?もう大丈夫なんすか...?」
「いや、他に誰だってんだよ」
「我は戻って来ると信じていたぞ、A。」
「あはは、心配かけました……」
「本当だよ!次どっか消えたら呪うからねっ!」
そう言えばまたうわぁんと泣き出す澪。
ごめん、としか言えない俺。カオス。
「もう、なんでそんな泣くのさ...ごめん、って言ってるのにー...」
「澪と蛮は同い年だからかAになついて居たからな、嬉しいのだろう。」
え?まじで?これ嬉し泣きなんだと思いつつ「心配かけてごめん、」と三人に言う。
「ん?でも同い年って言ったら華房さんもじゃないの?」
そう言った時、教室のドアがガラガラ、となった。
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