塩【長岡秀樹】 (ページ3)

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2話　連絡先ページ3

長岡side

居酒屋に入って数十分がたった頃ふと大将のほうを見ると試合中目があったカメラマンの女性に似てる人が座ってた

その女性がカメラを取り出すあのカメラマンさんが持ってたカメラと似ててもしかしたらって少しドキドキしてきた

「山田さん･･･」

山田「ん？なんや？」

「さっき話してた女性のことなんですがもしかしたらカウンター席に座ってる方かもしれない・・・」

山田「そうやったら運命やよし俺がお前の恋のキューピットになるわ」

「違う人やったどうするんですか」

山田「ええわそんなん俺のコミュ力バカにするなよー」

山田さんがその女性を連れてきてくれた

you side

『名前言ってませんでしたね梅島Aって言います～』

山田「Aちゃんね～可愛い名前やね～」

村上「哲さん口説こうとしてる」

山田「してへん」

長岡選手はまた顔が赤くなって黙っている

『秀樹さんですよね』

長岡「えっ・・・俺の名前・・・言ったっけ？」

自分の下の名前を呼ばれ困惑している
さすがに初対面で下の名前呼びはまずかったかな

山田「なんや？こいついつもならめっちゃ喋るのに」

村上「んー恥ずかしいんじゃないかな？」

村上選手の言葉のせいか余計顔が赤くなっていく

長岡「･･･顔が熱いｯ」

『あｯ冷やしタオル良ければ』

長岡「ありがとうございます･･･」

『私時間なんで帰りますじゃぁ』

山田「Aちゃんちょっと待って」

『はい？』

山田「こいつと連絡先交換してあげてくれない？」

『何かの縁ですしねわかりました』

LINEのQRコードを出し交換する
ずっと真顔だった長岡選手は頬が緩んだように感じたのは私だけかな？

交換してレジへと向かい会計を済ませるそしたら家まで直行・・・
じゃなくてコンビニに寄る飲み足りないからね

『ふーただいまー』

缶ビールを開けゴクゴクと飲む
スマホを見てると通知がきた誰だろうと思いながらLINEを開く

長岡選手からメッセージが来ている

長岡[迷惑おかけしてすみませんでした良ければ明日もう一度試合見に来てくれないでしょうか？]

[いえいえ大丈夫ですよ。あー予定空いてるんで見に行きます]

長岡[ありがとうございます！]

[また明日、おやすみなさい]

長岡[おやすみなさい]