お気に入りとかお前らヒトサマなめてんだろ 2【灰谷兄弟】

17りょこーう ページ17

if(？)です。夢主ちゃんと灰谷兄弟は今梵天やっております。




その月は、素晴らしい業績を次々と残した。


主に灰谷兄弟が叩き出した業績だ。

彼らはある目的のために奮闘していた。


それは、Aとの旅行。彼女の誕生日に、商談が入り、すっぽかしてしまうという、最低なことを、なんとか挽回しようとしているのだ。





Aは笑って大丈夫だよと言うが、それは今まで祝ってもらっていた幹部達が黙っちゃいない。




ココ、モッチー、マイキー。なんと春千夜までAの旅行のために動いた。




『おおー！ついたーー！』


車から降りると同時に、両手を振り上げて叫ぶA。


この旅行では、幹部も行くことになっていたが、さすがに全員で行くとなると仕事が回らない。



最終的に、二人がAに氏名してもらって行くことになった。



「うるせーw」


Aの次に降りてきたのは蘭。

となるともう一人はもう決まっている。


「あ、ついたの？」



寝起きの竜胆だ。




これまで、激務だったので移動中ずっと寝てた竜胆。Aの膝の上で寝ていると勘違いして、蘭の膝を枕にして寝ていた。



もちろん写真は撮っておいてある。



『みんなも来れたらよかったのにねぇ』



「そうだなー」




二人ともあまり表情には出さないが、内心、Aに選んでもらってうはうはである。






その旅館は、梵天の息がかかっており、すでに貸し切り状態で、一泊二日のんびりできる。



そして、蘭と竜胆がAが楽しめる、いや、自分らが楽しめるように色々細工した旅館である。



さぁ！ 今波乱に満ちた三人の旅行が始まる！！

18→←16

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す