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竜胆の膝の上に置かれたわたくしは、今現在震えております。
ドラミングのごとき震えております。
あれから何があったのかというと、竜胆に羽交い締めのまま引きずられるようにして、リビングに運ばれ、そのままソファに座らされたところでございます。
通常ならばこの程度では震えないのですが、目の前の男が、男が。
怖えんだよ蘭!
顔はいつもと変わらないのに怒ってる雰囲気醸し出してさぁ!動けないか弱い女の子の前で殺気出して怖がらせるなんてサイテーよ!!
心の中でギャンギャン叫ぶが、マジで怖くて話せない。
竜胆に至ってはずっと私の髪弄ってるし。
「ボサボサ」
なんだと??
あんた達と違って私は美容院行ってないんだよ。そもそも、たかが髪に時間をかけようなんて思えない。
ゆっくりと蘭が振り向いて顔を近づける。
『ひっ』
思わず怯えた声を出すと、蘭は一瞬満足したように笑ったが、すぐにいつもの顔に戻った。
「これはなぁに?」
そう言って写真を翳される。
そこには、私と、友達の姿が写っていた。
『今日のじゃん。なんでこんなもの』
そう問いながら、察しはついていた。尾行されたのだ。でも、なんでされたかは分からなかった。
「どういう関係だ?」
いつの間にか髪を弄るのをやめていた竜胆が問う。
『どういう関係って、オタク友達だけど。まさか、このアニメに興味があって……?』
「違う」
ですよねー。
そこで、私はある答えに思い至った。
さすがに、まさかとは思うけど……
『うへっ』
「おまわりさーん」
今呼んだら捕まるの多分あんた達だけどいいの?
『ねぇまさかさ、まさかさ』
によによと笑う私を蘭が怪訝そうに見る。竜胆は少し体を離した。
『焼きもち?ねーえ焼きもち??』
数拍。
蘭がすぐさま離れて、竜胆は私を放り出した。
それでもによによが止まらない。
蘭が、竜胆に向けるような嫉妬を自分にもしてくれた。
竜胆も、多分同じようなものだと思う。
『えへ、うへへ。うへへへ』
気持ち悪く笑っていると蘭にデコピンをくらい、竜胆に思いっきりくすぐられた。
初リクエストで緊張したけど、こんな感じですか?解釈違いだったらごめんなさいー!
リクエスト待ってます。
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ぴよぽよぱあ(プロフ) - お、おお〜。ちょっと難しいけどやってみます。かなり解釈違いになってしまうかもしれませんがご了承下さい。リクエストありがとうございます! (8月22日 19時) (レス) id: 9d9a26fac4 (このIDを非表示/違反報告)
夏 - リクエストなんですけど、生理のとき?のやつとかをやってほしいです!よろしくお願いします! (8月16日 19時) (レス) @page24 id: 283059bdd1 (このIDを非表示/違反報告)
ぴよぽよぱあ(プロフ) - や、やさ、優し〜〜!!嬉しすぎるので秒で直してきます!!励みになるコメント、ありがとうございます! (8月13日 20時) (レス) @page23 id: 9d9a26fac4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ(プロフ) - ぴよぽよぱあさん» えっ...........病気中なのにこんな面白い作品描けるんですか!?!?秀才...いや、天才ですね!!新しい話(?)もめちゃめちゃ面白かったです!また楽しみに待ってます!はやく良くなりますように! (8月13日 19時) (レス) id: 2307c0fefd (このIDを非表示/違反報告)
ぴよぽよぱあ(プロフ) - えっ!めちゃくちゃ嬉しいです!!ありがとうございます!!早速病気になったので無理のない程度で頑張ります! (8月13日 18時) (レス) id: 9d9a26fac4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぴよぽよぱあ | 作成日時:2023年7月7日 14時