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『………』
二人の奢りのソフトクリームを食べながら牛を三人で見つめる。
結局最後まで捕まえられなかった。
当たり前っちゃあ当たり前だけど。
途中からはホントに普通の鬼ごっこだったわ。
ようやく終わった時は死にそうだった。うまく息できなかったもん。
『そろそろ帰るか』
食べ終わったソフトクリームの包みをくしゃっと握りしめて、体を預けていた柵から離れると、二人も無言でついてきた。
帰りの電車。
ガタゴトと振動が気持ちよくて、眠気が襲ってくる。めちゃくちゃ走ったからな、疲れて当然か。
「眠いのA？」
『……うん』
「寝てていいぞー。最寄りの駅で起こしてやるから」
『………う、ん。なんで、私の家を知ってるかは……あと、で問い詰める、から……』
そう言って動かなくなったA。
竜胆の腕に頭をつけている。
動けねぇ……。
でも、不思議といやな感じがしない。
というより、兄貴の言葉が気になった。
顔を上げて、Aの向こうにいる兄貴に問いかける。
「なんで持ってかえんねぇかって？ とくに理由はねぇよ。気分」
そう言ったっきり、目を閉じたので、これ以上話すつもりがないんだな、と諦める。
Aの顔を覗き込むと、口を半開きに白目を剥いて寝ていた。
「ん゛ぶッ」
……あっぶねぇ。笑いそうだった。
ナイス俺の腹筋。
にしてもほんと変な女だな。
Aの髪を、耳にかけてやる。
なんだか、胸から込み上げてくる。
今まで、感じたことがない感情。
「竜胆。よかったな。妹みたいのが出来て」
は？
「その感情の名前は母性だ」
「は、はぁぁぁあ！？！？」
思わず叫ぶと、兄貴は顔をしかめ、また目を瞑ってしまった。
「ちょっと兄貴！ ねぇどういうこと！？」
「うるさい竜胆。他の人に迷惑だろ」
そんなの兄貴が一番考えたことないだろうが！！！
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うさ - あああああ！！大好き！！ (4月2日 14時) (
レス) @page50 id: 4170d6f2b7 (このIDを非表示/違反報告)
ぴよぽよぱあ(プロフ) - 見てて元気を！！うわーありがとうございます！めっちゃ嬉しいです！二巻の方ではネタを募集すると思います！ (7月4日 6時) (レス) id: 9d9a26fac4 (このIDを非表示/違反報告)
甘蜜(プロフ) - いつも読んでます！すごく面白いし、見てて元気もらいました！これからも更新頑張ってください！(妹の方より) (7月3日 21時) (レス) id: 9ab6eb7afb (このIDを非表示/違反報告)
ぴよぽよぱあ(プロフ) - ありがとうございます！自分で書いてて夢主ちゃん色気ないなーと思っていましたがそう言ってくれて嬉しいです。更新頑張ります！ (7月3日 7時) (レス) id: 9d9a26fac4 (このIDを非表示/違反報告)
菫蝶(プロフ) - 夢主ちゃん面白いし可愛い！更新頑張ってください！ (7月2日 20時) (レス) @page47 id: 33064cca65 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぴよぽよぱあ | 作成日時：2023年4月10日 18時
