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film.1 ページ1
2018年 春。
俺、茅ヶ崎至は小さな街の病院で看護師として働いていた。
至「あー、咲也メインの小説なのになんでたるち？なんて思ったでしょ。大丈夫、作者間違えてないよ。」
？「？…君、窓に向かって何を言ってるんだい？」
…乙。
今患者さんの検温中だったｗｗｗｗｗ
このおじいさん、奥さんもお子さんもいないらしくて。
変わりにお孫さんがお見舞いによくくるんだけど、この人が躓きそうになっても手を差し伸べない。
冷たい人だよね、って看護師の間ではうわさになってる。
至「ううん、独り言だよ。」
？「そうかそうか…」
至「あ、ねえねえ、これってなんなの？前から気になってたけど。」
話を逸らそうと、ベッドの隣にある棚の上に乗っかった原稿用紙を指差した。
？「あぁ、これは…」
至「もしかして小説？まだ執筆中とか？」
？「まぁ、そんなものだよ。実は昔、映画監督を目指していてね…」
至「へぇ！そうだったの！詳しく聞かせてよ」
どうせナースステーション戻っても女しかいないし、お局看護師からの説教はだるいし…←
最初はそんな軽い気持ちだった。
？「…今から60年くらい前になるかな…」
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作者名：めろんぱん | 作成日時：2018年11月14日 18時
