ついてけない！？こんな日常V２ (ページ7)

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学校の七不思議　前編ページ7

幽霊が消えたところで、A達は各自忘れ物を机に取りに行った。

「誰もいない教室で声がするっていう七不思議の一つ、今のだったんじゃない？あの幽霊の事なんじゃないの？」

Aが聞くと目金が

「そうかもしれませんね」

と答える。そしてAと目金が忘れ物を持って教室を出ようとしたらフィディオが言った。

「なぁ・・残りの六つも確かめに行かないか？」

「はい？」

Aと目金が同時に聞き返す。するとフィディオは手に待っていたポテチを机の上に置いてこっちに来ながら言った。

「だから、今一つ七不思議の謎が解けたんだから、残りの六つも解きに行こうよ」

「いやいやいや、ここに来た目的は忘れ物を取りに来たんですよ。なんでわざわざ七不思議なんか」

目金が言うとフィディオが

「怖いんだ。だから行きたくないんだろ」

「はぁ？怖くないですよいいでしょう。残りの六つも全部謎を解き明かしてやりますよ」

と、ありきたりなパターンで始まった七不思議の謎解き。

二つ目の不思議がある音楽室へ行くと、そこには神童がいてピアノを弾いていた。

「いや・・あの神童君なんでピアノ弾いてんの」

Aが聞くと神童は

「家は門限が厳しくてな９時を過ぎるとピアノを弾いてはいけないと母様に言われてるからここで弾いてんだ」

「いや９時すぎたらってどこの家もそうだと思うよ。ていうか９時以降の外出は認められてんだね」

ということで二つ目の不思議の謎は明かされた。そして次の不思議がある理科室へ行くと、みどりが天体望遠鏡を覗いていた。

「いや・・みどりちゃん何やってんの」

「決まってるだろ。流れ星捜してんだよ。吹雪がクビになりますようにってお願いすんだ」

「いやみどりちゃん・・流れ星って別に望遠鏡で探さなくても普通に肉眼で見えるんじゃない？」

「うるせーなぁ。とっととあっちいけよ。Aが事故に合いますようにってお願いするぞ」

「いやどんなけ最低なことお願いするんだよ。頼むからやめてね」

ということで三つ目も謎が解かれた。そして四つ目。校庭に行くと春奈が好き、嫌い、好き、嫌いと花占いをやっていた。

たしかに校庭の花畑は木で囲まれていて洞窟状になっているため声が響いて不気味に聞こえたのであろう。

そして五つ目。美術室に行くと茜が神童の描いた絵をカメラで撮っていた。フラッシュにしていたため突然光ったように見えるのであろう。

そして六つ目。