ついてけない！？ こんな日常V２

バイバイ剣城 ページ29

剣城が警察の人に連れて行かれてから２週間。

あれから剣城は一回も学校に来ていない。

おそらくまた停学になったのかもしれない。Aは罪悪感を感じていた。

「私達も一緒にやりあったのに・・なんで剣城君だけ・・」

学校の屋上でそんなこと考えていると目金がやってきた。

「Aさん・・師匠なら大丈夫ですよ」

「そんな事言われても・・」

「あ、あの・・変なこと聞きますけど師匠の事どう思ってるんですか？」

「え？どうって・・別に・・かっこいいなぁと・・」

「そ、そうですか・・」

このとき、Aはこんな事を思っていた。もちろん剣城のことも心配していたが今はちょうど昼なので

お腹空いた・・早く給食の時間にならないかな・・空きすぎて死にそう・・

そして不意に

「はぁ・・空きすぎた・・」

と言ってしまったので目金は

「す、好きすぎたぁぁぁぁぁ！？」

「な、何よいきなり。そうよ空きすぎて困ってるの・・」

「好きすぎて困ってるだぁぁぁぁ！？」

そ、そんなぁ。まさかAさんがそんなに師匠の事好きだったなんて・・

そんな事言ってるとみどり達が焦った様子で屋上に上がってきた。

「A！校庭に不動が！」

その言葉を聞いた途端、Aと目金は走り出した。そして校庭に行くと不動が

「ふん。何だその顔は・・俺のせいで剣城が停学になったとでも言いたそうじゃねぇか」

「当たり前じゃない！あんたのせいで」

「まぁまぁAさん」

目金がAが落ち着かせると言った。

「何の用ですか？言っておきますけど師匠はあなた達岡山中の分の責任も取って停学になったんですよ」

「ふん。知るか、そんなもん。勝手にあいつが停学になっただけじゃないか」

するとAが

「何言ってるのよ！このバナナ野郎」

「バナナじゃねーよ！モヒカンなんだよ！そんなにバナナに見える？」

不動がキレた。

「見えるわよ！どっからどう見たって腐って黒に染まったバナナじゃない！だからあんたはつまらないのよ！どうせバナナヘアにするんだったら色までバナナらしくしなさいよ！」

「バナナヘアって何！？そんなのあるの？」

「うるさい！いっそのこと喋り方もバナナらしくしなさいよ！」

すると目金が

「ちょっと二人ともどうでもいいこと言ってないで・・てか不動さんも僕たちが正直に警察に白状したら停学になるんですよ！」

すると不動が

「そんなバナナ！」(そんなバカな)

・・・・

空気が凍りついた

不動はボケ下手→←剣城対不動

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