ついてけない！？こんな日常V２ (ページ21)

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お騒がせ先輩再び　後編ページ21

Aがポケットから出したもの・・それは

「先輩！この『超・スーパー太鼓の達人デラックス・ボンバー』っていうゲーム、一緒にやりましょうよ！」

ゲームのカセットだった。ヤンキークラスの１６組は学校に不要な物を持ってきてもいいのだ。というかダメと言っても聞かない。

「太鼓？達人？」

ブス子も少しは興味を持ったようだ。するといきなり教室のドアが開いて、天馬と信助が入ってきた。

「何何？今、鉄人がいるって言った？どこどこ？どこにいるの？」

二人が声をそろえて言う。

「はぁ？鉄人なんて言ってないし。達人って言ったの」

するとブス子が

「てつじん・・・テツジ―ーーーーー」

と、また泣き出した。

「いや何でーーーーーーーーー！？かなりの無茶ぶりでしょ！確かに鉄人とテツジって似てるけど！一文字多いだけだけど！でもだからって何でまたテツジ先輩が出てくるの？」

さっきよりも大きい声で泣くブス子。

ついにAも我慢できなくなって

「ブス子先輩！テツジ先輩にケリをつけてきましょう！」

「ブス子じゃないから！子須舞だから！」

「いや、そこだけはやっぱり反応するんですね・・・」

というわけで、今Aとブス子はテツジと恵がいるという公園へやってきた。

そしてすぐ見つけた。極端にブスいテツジとブス子とは比べ物にならないくらい美しい恵を見つけるのは簡単だった。

そして草むらに隠れて見ていたAは

「やっぱり二人は付き合ってるんですね・・ここは作戦をたてて・・・って聞いてます？子須舞せんぱ・・」

しかしそこにブス子はいなかった。見るとブス子はもうテツジ達の元へ言っていた。

「ちょっと！ブス子先輩！」

あわててテツジ達の元へ行くと、もう恵とブス子の口喧嘩は始まっていた。

「何よこのブス」

恵が言う。するとブス子も

「何よ！あんたの方がブスいわよ！」

「はぁ？あんた自分はかわいいと思ってんの！？とんだナルシね」

「少なくともあんたよりはかわいいわよ。何？あんたのそのヤバいくらいキモい顔は」

「キモくないわよ！あんたの方が一億五千六百四十八万九千二百十一倍キモいわよ」

「いや細か！細かすぎるじゃん！」

途中でAのツッコミが入るがそれでも口喧嘩は止まらない。

「何言ってんのよそっちの方が十億六千九百八りゅう・・あーもう噛んじゃったじゃないのよ。どうしてくれるのよ。ヤバいくらい恥ずかしいじゃん」

そしてついに恵が・・・