ついてけない！？こんな日常V２ (ページ1)

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始業式ページ1

「ふんふんふふふ～ん♪」

鼻歌を歌いながら通学路を歩くのはAだ。すると後ろから天馬がやってきて

「Aが鼻歌歌うなんて珍しいな。天変地異でも起こるんじゃない？」

「なんで私が鼻歌歌うと天変地異が起きるのよ！」

怒るA。しかしいつものように追いかけはしない。

Aは今日は機嫌がいい。その理由は今日がクラス替えだからだ。

「これであのツッコミ生活からもおさらばね」

なんて思っているAだがこのあと多くのハプニングが起こる。

「な、何これーーーーーーーーーーー！」

クラス表を見て叫ぶA。

「何ってクラス表じゃないか」

そう言いながら声をかけてきたのは校長＆理事長だ。

「一応言っておくがな、１６組は態度が悪すぎるから卒業するまでずっと同じメンバーのクラスで行くからな」

そう、クラス表には去年と同じメンバーの名前が印刷されていたのだ。

「そんなぁーーー」

Aは沈黙する。しかしすぐに始業式が始まるため、そんな余裕は無い。

そして去年と同じクラスに行き、去年と同じように並び、体育館へ行く。

しかし毎回始業式だの終業式だの、理事長の長い話に付き合うため立たなくてはいけないのだ。

「えー今年も多くの入学生達が・・・」

理事長の話が始まった。

「思い起こせば私が子供のころは・・・」

ちょっと誰もそんな事聞いてないじゃん。早く終わってよ・・・

Aは心中で思うも、声には出さない。

「そういえばこんなこともあったかな・・」

ちょっとそんなこともあんな事も誰も聞いてないじゃん。

「懐かしいですな・・やはり長生きはするもので・・」

そしてついに我慢できなくなったAは

「理事長！いつまでそんな話するつもりですか！正直どうでもいいんですよ！早く終わってください！」

すると天馬が横で

「Aよく言った」

と拍手をする。すると周りの人達も拍手しだした。

「え？え？」

Aは驚いている。

「また１６組か！」

理事長が怒りながら舞台を降りる。

というわけでAの新しい(？)学園生活が始まったのだった。