172本目のロマネとストラディバリウス ページ4
パーリーの日がやってまいりました。
まあ、約束通り二人は来たわけで。絶対暇じゃん。
松田「今暇だな此奴らとか考えただろ」
「え、そんなこと考えてませんけど?(棒)」
萩原「バレバレだよーAちゃん」
はーーめんどくせぇーー。
諸伏「にしても、随分と綺麗なドレスだな。まるで主役みたいだ」
「ああ、これ桐ヶ谷さんが直々に用意してくださったんです。なんか、ワインを紹介するときにステージに立ってほしいからって」
萩原「へぇ。でも、複雑だな。こんな素敵なドレス姿を公に晒してしまうなんて。俺だけに見せてほしかったのに」
「う゛っ…イケメンのウインクまじ破壊力やばい……」
松田さんのもう既に俺らが見てるっつの…という突っ込みなどを無視し、桐ヶ谷さんに手招きされたので側へ向かう。
桐ヶ谷「やあやあAさん、ようこそおいでくださいました」
「此方こそ、お招きいただきありがとうございます」
桃也「お久しぶりです、Aさん」
「桃也さん!お久しぶりです」
この人が桐ヶ谷さんの息子さんである桃也さん。
一年ほど前に桐ヶ谷さんと来店されてからこの人にもずっとアプローチを受けていた。
けれどまあ、今回はやっと御相手も見付かったと言うし、一安心だ。
……なんだけど。
「えっと、あの……御相手の方はどちらに?」
普通こういうパーティ中って、一緒にいるものじゃないの?
桃也「ふふ、ご冗談はやめてくださいAさん。僕が選ぶ姫君が、貴女以外に誰がいるというのですか?」
…、ふむ。
「……………え?」
私?????
「え、いや、あの、……え?」
桐ヶ谷「はは、何をそんなに驚かれているのですか?桐ヶ谷家に嫁いで苦など感じさせませんよ」
「いや、あの、頭が追いつかないのですけど」
桐ヶ谷「ふふ、それもそうかもしれませんね。ですが大丈夫。公に公表すれば皆さんきっと認めてくださいます」
桃也「さあAさん、僕の手を取ってください」
【悲報】店の常連に勝手に息子の婚約者にされてた。
つーかいくらイケメンだからって許されることと許されねぇことがあるんだよボケが!!!!
…まあでも、なんでこんなに巫山戯ていられるのかは。
松田「おいおい、ちょーっと聞き捨てならねぇなぁ」
諸伏「誰と誰が結婚するって?」
萩原「Aちゃんがどうしてもって言うなら話ぐらいは聞いてやらねぇこともないぜ?」
今日は偶然にもおまけが三人もいるんです、はい。
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ゆあ(プロフ) - 作者さんのコナンくんの作品めちゃくちゃ面白いです!!オチのリクエストで、沖田総司くんお願いします!!これからも頑張ってください! (4月16日 18時) (レス) @page8 id: cc28d8db0b (このIDを非表示/違反報告)
愛子(プロフ) - 誤字です💦 で です! (4月10日 0時) (レス) id: 1426af74a1 (このIDを非表示/違反報告)
愛子(プロフ) - めっちゃ面白いです!リクエストどピンガを出して欲しいです!これからも頑張って下さい! (4月10日 0時) (レス) id: 1426af74a1 (このIDを非表示/違反報告)
R E N(プロフ) - 初めまして!早速ですがリクエストです!3/4組とのイチャイチャ&ワチャワチャお願いできますか?DKに振り回されたい、です (1月29日 14時) (レス) @page8 id: 9f787affc7 (このIDを非表示/違反報告)
ツバキ(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです!!一気見しちゃいました!!連載頑張ってください!!応援してます!! (9月1日 9時) (レス) @page8 id: b2e58f839d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:煕流 | 作成日時:2022年11月27日 15時