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***








「えっ、と…」








.








アーモンド型の瞳がジッと私を見据えている。

“何見てるの?”って。










たしかに…

私、なに見ていたんだろう。










.










知念さんの横顔を観察してパーツの一つ一つに見惚れていて。

言葉に詰まってる私の顔を、知念さんは難しい顔で眺めている。










もしかして、怒らせた…?

勝手に見てたから、気分悪くしたのかもしれない…









.











侑李「…ま、いっか。」

「へ…」










.










なんて焦ってると、知念さんの視線が

ふと腕時計に向いた。










.










侑李「あと少しで着くから、降りる準備しといてください。」

「あ、は、はい!」










.










なんか、落ち着かない…










腕時計からまたタブレットに視線が戻って

仕事に集中する知念さんから目が逸らせなくて。











.










侑李「……また見られてる。」

「…え?」










侑李「別に何も…着いたから降りるよ。」

「あ、はい…!」










.










電車から降りる知念さんの背中を

慌てて追いかける。










.









「あ、あの…」

侑李「はい。」










「あ、いえ…何もありません。」










.









気になるけど…やっぱりやめた。

さっき、何て言ったんだろう…?










.










首を傾げる私。










そのとき、知念さんの口角が少しだけ上がっていたなんて、

気が付かなかった。









***

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まりも(プロフ) - ただのおたくさん» お越しくださりありがとうございます!ご期待に添えるお話になるか分かりませんが……まりものペースに付き合っていただけたら嬉しいです😳 (5月27日 21時) (レス) id: 9a2317564f (このIDを非表示/違反報告)
ただのおたく(プロフ) - 夏ときみの声とから来ました!ほんとに感動して、まりもさんの書く作品にもっと触れたいと思い来ました!これからこの作品を読むのが楽しみで仕方ないです...、これからも応援しています!無理せず、まりもさんのペースで更新してください! (5月22日 23時) (レス) @page1 id: 78e45d5fd1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まりも
作成日時:2022年12月17日 23時

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