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「わわっ…!」
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おかれた手にびっくりして、思わず上を見上げる。
八乙女さんはぽんぽんと二度跳ねさせていた。
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光「前の部署にいた時、よく二人で呑んだけど、
俺といい結構勝負してたんだよね。」
侑李「あー…そういえば風羽さん、
前は人事部だっけ?」
光「そそ。俺の元後輩ちゃん。」
侑李「へぇ…」
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悪気なさそうに私の頭をわしゃわしゃされて、
思わず笑みが溢れる。
人事部にいたときに戻ったみたいで、
ちょっと嬉しくて。
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光「だからあんまりいじめないでくれよ?」
.
それに、私が気にしていたことを嫌味なくサラッと言ってくれるから
頼もしい先輩だなぁって、改めて感じる。
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侑李「…はいはい。分かったら、大貴から育休申請受け取ったら
帰ってください。」
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知念さんもふっと優しく笑ってくれて、
先にデスクに戻って行って。
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光「じゃ、午後からもがんばれ。」
「はい!ありがとうございました。」
光「おう!」
.
八乙女さんが手を振ってくれて、
その場で頭を下げる。
それから少しして、私も駆け足でデスクに戻って
午後の仕事に取り掛かった…
.
侑李「……」
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まりも(プロフ) - ただのおたくさん» お越しくださりありがとうございます!ご期待に添えるお話になるか分かりませんが……まりものペースに付き合っていただけたら嬉しいです😳 (5月27日 21時) (レス) id: 9a2317564f (このIDを非表示/違反報告)
ただのおたく(プロフ) - 夏ときみの声とから来ました!ほんとに感動して、まりもさんの書く作品にもっと触れたいと思い来ました!これからこの作品を読むのが楽しみで仕方ないです...、これからも応援しています!無理せず、まりもさんのペースで更新してください! (5月22日 23時) (レス) @page1 id: 78e45d5fd1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まりも
作成日時:2022年12月17日 23時