かれし と わたし

vs兄２ ページ8

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そんなこんなで家に帰ると、昌磨がリビングにいた。

俺たちが一緒に帰ると、少し機嫌が悪くなる昌磨。今までの自分が悪いくせにって思うのと、ちょっとした優越感で、いじわるをしたくなって。

Aちゃんの大好きな苺をフォークにさして「あーん」ってすると、案の定、昌磨の不機嫌度が増した。

タルトを食べ終わると、昌磨が部屋に行こうと誘っている。

一回、Aちゃんが断るとさらに不機嫌度アップ。

多分、Aちゃんも理由は分からなくても、不機嫌なのは気づいてるんだと思う。

これ以上、怒らせると面倒だなって思ったから、勉強があるからって理由をつけて部屋に戻ると伝える。

面倒な、やきもち昌磨をAちゃんに任せて逃げることにした。

その後、二人がどうしたかは知らないけど、Aちゃんが帰った後の昌磨の部屋へ行くと、機嫌も直って、まんざらでもない顔をしていたから、とりあえず八つ当たりは無さそうで良かった。





Aちゃんは可愛い。

俺の一番の女の子。

でも、俺はAちゃんの一番にはなれなくて。

Aちゃんの一番は、いつも昌磨。

小さい頃から、俺はいつも昌磨の次。

Aちゃんは、そんなつもり無いだろうし、俺の被害妄想みたいなものだと思うんだけど。

でも、大好きなAちゃんが世界で一番幸せそうに笑ってくれるなら、それでいいかなって思う。





(作者)
樹くんのお話しずっと書きたいと思ってて、満足です。自己満足です(笑)

以下、気持ち悪い妄想です。読んでも引かない方だけ(笑)

樹くんは、夢主さんのことが大好きで、でもそれは付き合いたいとかそう言う好きじゃないと思うんですよね。昌磨くんのことも好きだから、二人のことは応援してるし上手く行って欲しいって思ってると思うんです。でも、時々は兄に勝ちたいし、夢主さんに可愛がってもらったり、甘やかしてほしいな〜って思っててほしいです。樹くん、普段はしっかりされてる方みたいなので、そういう子が心を許してる人にだけ時々甘えたりするの可愛いです。
夢主さんが大好きすぎて、夢主さんのこと困らせたり悲しませたりする昌磨くんに意地悪したりして欲しいです。もう少し大きくなったら「昌磨がそんなんなら、俺がAちゃんもらっちゃうから」とかって言って欲しい。
そのうち、兄弟間の身長差についてお話を書きたいです。(自分のメモ)




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