★乾杯 2 ページ3
優しくワインのベッドに横たえられた私。
彼は1度部屋を出て行き、しばらくして戻ってきた。
「水だ。…少しはマシになるか?」
私は上半身を起こして差し出された水を飲んだ。
「ありがとう…ごめん、手間かけさせちゃって。」
「気にするな。吾輩はAの為なら何でもするぞ。」
すっごいクサい台詞だけど、ワインが言うと本当な気がする。
「何か他に欲しいものはあるか?」
私の顔を覗き込み、優しい声でそう言ってくれた。
「いや…ないよ。でも今日は、ここでこのまま寝ていいかな…?もう動ける気がしないや…。」
「もちろんいいぞ。ただ一つ、条件がある。」
「…条件?」
「そうだ。…添い寝して、いいか?少し側に居たい…」
私がもちろん、と答えると、ワインは少し俯いて照れてから私のとなりに横たわった。
「あったかいなぁ…ありがとう、ワイン…」
「え!?いや、その…礼を言うのは吾輩の方だ…ありがとうな。」
ワインの温もりを感じながら、私は少しずつ夢の世界に落ちていった。
「兄さん…?帰ったよ…ー…部屋にいるの…?」
ギィィと家のドアを開け、ゆったりとした足取りのコーヒーが入ってきた。
そしてワインの部屋の戸を開け、そっと閉めた。
「ずるいなぁー…Aと寝てる…今度僕も誘ってみようかな……いやムリ…恥ずかしい…」
ボソボソそう言いながら、自分の部屋に入っていった。
〜END〜
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メア好き - Nightmearと二人きりでいろんなことをするのがいいです! することはお任せします! (2019年8月7日 9時) (レス) id: fb88cae3a2 (このIDを非表示/違反報告)
アンテ民 - 連載再開して (2019年8月1日 19時) (レス) id: 3cc109e778 (このIDを非表示/違反報告)
soundtrack(プロフ) - Negataleのサンズとデート的なの、お願いします (2018年10月10日 22時) (レス) id: dd33f41a37 (このIDを非表示/違反報告)
まなみ - 氷食家さんごめんなさいまなとまなみは、いっしょです! (2018年9月1日 16時) (レス) id: 4bf95bc816 (このIDを非表示/違反報告)
まな - 氷食家さん» 氷食家さんのすきなサンズ3骨で、まぁ私的は、utのサンズ、ドリームテールのサンズ、インクテールのサンズ、ですかな(・ (2018年9月1日 16時) (レス) id: 4bf95bc816 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ろーるけぃき | 作成日時:2018年6月16日 21時