★Underswapの世界 ページ3
シャボン玉の中に入ると、辺りに雪景色が広がっていた。
「ここは…snowdin?でも何かがおかしいな…」
snowdinにあるはずの宿屋やmuffet’sなどの建物がない。モンスターの気配も全くしないし…
「genocideルートでも建物までなくなることは無いはず…ということは、Inkの言う通り世界の破壊が進んでいるってことなの!?」
私は走り出した。急いでこの事態の元凶、もといこの世界のSansを探さなくては。
しばらく走ると、見覚えのある建物が見えた。
「あれはSansとPapyrusの家じゃないの!
もしかしたらあそこにSansがいるかも!!」
私は家に駆け寄り、ドアをノックする。
「…どちら様だい?」
ドアの向こうから気だるげな声がする。
「え、えと、InkSansさんの使いでやってきました!!Aです!!Sansさんはいますか!?」
緊張でカチコチになりながら声を出したものの、自分の素性を明かしてよかったのかと後悔し始めた時、ドアが開いた。
「…そうか、じゃあ今の状況を分かってるんだな?…まぁ入れ。」
ドアを開けたのはswapPapyrusだった。オレンジのパーカーに身を包み、タバコをくゆらせている。
Papyrusに従い中に入る。家の中は特に変わった様子はなかったが、Sansはいないようだった。
「で、これは何だ?またもやInkとErrorのイザコザか?」
「えぇ…まあ、そんなところです…」
「そこで…えっと、Aだったか?お前さんが手伝いを頼まれたんだな。」
「そうです。」
窓の外では雪がしんしんと振り続けていた。
それを一瞥して、私は緊張したままPapyrusに話しかける。
「Papyrusさん…それで、今の状況は?そしてSansさんは何処へ?」
「状況は見ての通りだ。snowdinはこの家以外は全部消されちまった。そしてSansは行方をくらましたままだ…もしかしたら他のエリアを消しに行ったのかもしれない。多分俺やこの家は最後に取っておくんだろうな…」
Papyrusはため息をついた。
そして私の目を見ると、
「お前さん、これを解決する方法は知ってるのかい?」
「……はい。やってみます!この世界は、私が絶対に守りますから!!」
まさか、本人の兄弟を前に「愛を教えることです」とかは言えなかったが、とにかくPapyrusを安心させてあげたかった。
Papyrusは微笑んで、私に優しく語りかけた。
「じゃ、あとは頼んだ。信じてるからな、A。」
私は顔が赤くなったのを誤魔化すために大きくうなづき、家を出た。
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syobon(プロフ) - うわああああぁぁぁぁぁあぁ好きすぎる、、、!!!!めっちゃ好きですありがとうございます!!メア様ぁぁ、、あぁ(( (2022年7月5日 18時) (レス) @page27 id: 39e6e7917a (このIDを非表示/違反報告)
(*^ω^*) - うん、死ぬわ、 (2021年6月7日 16時) (レス) id: 1a06a316db (このIDを非表示/違反報告)
スノー - あーあ、好き、、みんなかわいいです(語彙力0) (2020年10月10日 11時) (レス) id: 8757ae5ab1 (このIDを非表示/違反報告)
さぃだぁ - うわぁぁぁー///メア様推しだから嬉しいです!有難うございました! (2020年9月13日 17時) (レス) id: 8f702b8e3c (このIDを非表示/違反報告)
れい - これで、好きなサンズがメアだけじゃなくなりました!やっぱりundertaleもAUも良いですね! (2020年7月29日 15時) (レス) id: 1655cf841d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ろーるけぃき | 作成日時:2017年12月17日 19時