★救出 ページ13
「A！！」
「Aちゃん！！」
fellとInkが暗闇に現れた。
「fell！Ink！来てくれたんだ！」
「ちっ…」
Errorは舌打ちをした。
Inkは素早くこちらに飛び込み、私を縛っていた糸を大きな筆で切ると、そのままErrorに殴りかかっていった。
Errorはガスターブラスターのような黒いものでそれを防ぐ。
「fell！ここは僕に任せて、Aちゃんを連れてさっきの場所へ飛んでくれ！！」
「おい！お前1人で大丈夫なのかよ！？」
「大丈夫だ！これは僕の役目だしね、これ以上AUを支配されるわけにはいかないんだ！」
InkはErrorの攻撃を器用に避けながらfellに言った。
「だとよ、ほら行くぞA。」
「うん、ありがとうSans…」
私はfellが差し伸べてきた手を取った。
「Aちゃん！君は他のAUの支配を解放していてくれ！頼んだぞ！」
「分かったInk！…無事でいてね！！」
私の声に笑顔で応えたInkを見て、私とfellは飛んだ。
＊＊＊
「ふぅ…慣れない場所だったからちゃんと飛べるか不安だったんだが、無事たどり着けたようだな。」
fellはよかったと呟いた。
「A、お前さんはもう次のAUに行くんだろ？」
「そうだね、Inkが頑張ってるから、私も行かなきゃ！」
「じゃあ、俺はここで待ってることとするぜ。流石にこの場所をすっからかんにしとく訳にもいかないだろ？俺どうせ帰る場所ないし。」
「あ、そうだ！Underfellの世界も元に戻してあげなきゃ…」
「いや、今はいい。他のAUの破壊を食い止める方が先決だ。もう俺みたいな目に遭うやつを出したくないからな。」
「そっか…そうだよね。私別のところに行ってくる！Sansって優しいんだね！」
「はっ！？な、何言ってんだお前！？ほらもう行った行った！！」
fellは顔を真っ赤にすると私を追い払うジェスチャーをした。
「はいはい分かったよ、行ってきま〜す！」
「おう」
fellのぶっきらぼうな見送りを背に、私はシャボン玉へ飛び込んだ。
＊＊＊
着いた場所はsnowdinだった。
向こう側に2つのモンスターのシルエットが見える。
「あ、あれはPapyrusとSansだ…」
2人は向かい合って話しているようだったが、突然Sansが斧を振り上げ、Papyrusの胴体から首を切り落とした。
「えっ…！？そんな…」
私はいきなり起こったことに思考が追いつかず、言葉が出なかった。
切り落とされたPapyrusの首は、よく見ると歯が不揃いで目が点のように小さかった。ということは、ここって…
Sansの真っ赤な目が私を捉えた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 143人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「Undertale」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
syobon(プロフ) - うわああああぁぁぁぁぁあぁ好きすぎる､､､!!!!めっちゃ好きですありがとうございます!!メア様ぁぁ、、あぁ（（ (2022年7月5日 18時) (
レス) @page27 id: 39e6e7917a (このIDを非表示/違反報告)
(*^ω^*) - うん、死ぬわ、 (2021年6月7日 16時) (レス) id: 1a06a316db (このIDを非表示/違反報告)
スノー - あーあ、好き、、みんなかわいいです(語彙力0) (2020年10月10日 11時) (レス) id: 8757ae5ab1 (このIDを非表示/違反報告)
さぃだぁ - うわぁぁぁー///メア様推しだから嬉しいです!有難うございました！ (2020年9月13日 17時) (レス) id: 8f702b8e3c (このIDを非表示/違反報告)
れい - これで、好きなサンズがメアだけじゃなくなりました!やっぱりundertaleもAUも良いですね! (2020年7月29日 15時) (レス) id: 1655cf841d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ろーるけぃき | 作成日時：2017年12月17日 19時
