★出会い ページ1
私は、A。
とある高校に通う、至って普通の高校2年生。
ただ、私はある日を境に『至って普通の』女子高生を卒業してしまうのである…
「はぁ〜授業に部活に疲れたなぁ〜…
早く帰ってUndertaleやらなきゃ!」
今、私はUndertaleというゲームにハマっている。寝る間も惜しんで進めている途中なのだ。
特に好きなのはSansというキャラだ。
彼はかなり人気なキャラで、数々の派生作品に登場し、様々なSansがいる。
私も派生作品(いわゆるAU)に興味を持ち、少しずつ手をつけ始めている。
今日はどのAUをやろうか、それとも本編を進めようか…そんなことを考えながらルンルン歩いていたものだから、足元にあった大きな黒いインクのシミに気づかなかった。
「ひゃあっっっ!!?」
そのシミに足を踏み入れた途端、私の体はズブッと音を立てて沈み、素っ頓狂な声を上げてしまった。
そのまま頭のてっぺんまで沈んでいき…
気づいた時には知らない場所だった。
体がふわふわと無重力空間で浮いてる感じ。
周囲は暖かな光で満ちていて、シャボン玉のようなものが沢山浮いている。
「やぁ、君がAちゃんだね?」
「うわぁっ!?」
ふいに後ろから声をかけられ驚きながらも振り向く。
そこに立っていたのは、長いマフラーを巻き大きな筆を背負ったスケルトン。
「もしかして、InkSansさん…?」
「あったり〜♪さすがAちゃん!」
「さてと、突然のことで混乱してるよね!ボクが状況を説明するよ!
まずここは、AUの狭間だ!あの1つ1つのシャボン玉の中にはAUの世界が広がってる!」
「だけど今、AUの中で異変が起きてる。」
Inkは声のトーンを落とした。
「それぞれのAUのSansが暴走を始めて、彼らの世界を壊し始めたんだ。」
「これはきっとAUの破壊を望むもの…ErrorSansの仕業だ。」
「Error…Sans…」
私も聞いたことのある名前だった。
「彼はそれぞれの世界のSansを操りAUの破壊をしようとしている。そしてそれが成功すれば今度はSansを1人ずつ消していくつもりだろう。」
「そこでAちゃん、君の出番なんだ!」
「え!?私!?」
状況を理解するのに精一杯だったところで、急に自分の名前を出されたので驚いた。
「私に、何が出来ると言うの…?」
「AUのSansたちをErrorの呪縛から解き放つ方法はただ1つ!『love』さ!」
Inkは満面の笑みでこう言ったのだった。
143人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「Undertale」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
syobon(プロフ) - うわああああぁぁぁぁぁあぁ好きすぎる、、、!!!!めっちゃ好きですありがとうございます!!メア様ぁぁ、、あぁ(( (2022年7月5日 18時) (レス) @page27 id: 39e6e7917a (このIDを非表示/違反報告)
(*^ω^*) - うん、死ぬわ、 (2021年6月7日 16時) (レス) id: 1a06a316db (このIDを非表示/違反報告)
スノー - あーあ、好き、、みんなかわいいです(語彙力0) (2020年10月10日 11時) (レス) id: 8757ae5ab1 (このIDを非表示/違反報告)
さぃだぁ - うわぁぁぁー///メア様推しだから嬉しいです!有難うございました! (2020年9月13日 17時) (レス) id: 8f702b8e3c (このIDを非表示/違反報告)
れい - これで、好きなサンズがメアだけじゃなくなりました!やっぱりundertaleもAUも良いですね! (2020年7月29日 15時) (レス) id: 1655cf841d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ろーるけぃき | 作成日時:2017年12月17日 19時