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★帰ろう! ページ49

「おい…A…!?どういうことだ…!?」
Fellが怒りと憎しみを込めた視線でこちらを見た。
「違うの…!!」
私は慌てて弁明したが、自分の手からSansを殺そうと糸が伸びているのだから言い逃れようもないだろう。

「Aちゃん、Errorに操られちゃったんだね…ソウルに糸が巻きついてる。」
Inkが私の中のソウルを見て言った。
「何!?そうなのか?…疑って悪かったなA。」

「きっとFellに負わされたケガで糸が出せなくなってしまったErrorが、自分の手の代わりにAちゃんを利用したんだ。許せない…!!」
Inkの顔は、今まで見たことないくらい怒っていた。

「とにかく、オリジナルのSansを助けなきゃ!どうしたらいいの!?」
私はほとんど半泣きの状態でInkに尋ねた。
「落ち着いてよ、僕に任せて。まだ彼のソウルは壊れてないから大丈夫だよ!」
そう言ってInkは緑色のハサミを出すと、Sansのソウルに絡まった青い糸を丁寧に切った。

「ふぅ…ありがとさん、芸術家っぽいオイラ。」
Sansがホッとした様子でお礼を言った。
「いやいや…ごめんね、驚かせちゃって…」
「ごめんなさい、Sans…」
私とInkが謝る。Fellも決まりが悪そうな顔をした。

「とにかく、この世界は一応守りきれた。もうErrorはここへはしばらく来ないだろうね!」
「そうだな、もう安心だ。別の世界でも頑張れよな。こっちのことはオイラに任せろ!」
Inkに応え、Sansが改めて別れの挨拶をする。

「それと…Aって言ったか?」
「えっ?うん…そうだよ?」
背を向けて歩きだそうとしたところで突然Sansに声をかけられて、思わず肩が跳ねてしまった。

そして振り返った瞬間、Sansがshortcutで私の目の前に飛んできた。さらに、ふわっと抱きしめて、頭を撫でてくれた。
モコモコのパーカーの感触が気持ちいい。
「大変だったな…今回のことは、全く気にしなくて大丈夫だぞ。」

「うん…!ありがとう…Sans…」
Sansの優しさに、自然と涙が零れてくる。

「くそっ、オリジナルめ、Aをたぶらかしやがって!ほら、帰るぞ!A!」
「もう…嫉妬してるの?Fell。」
「はっ!?してねぇし!」
私がSansに抱きついたままFellをからかうと、彼は顔を真っ赤にしてキレた。もう…わかりやすいなぁ相変わらず…

「皆忘れないでね?こんなに可愛いAちゃんをここに連れてきたのは僕なんだからさ!あはははっ!」

上機嫌に笑うInkに連れられて、私たちは再びAUの狭間へ帰るのだった。

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syobon(プロフ) - うわああああぁぁぁぁぁあぁ好きすぎる、、、!!!!めっちゃ好きですありがとうございます!!メア様ぁぁ、、あぁ(( (2022年7月5日 18時) (レス) @page27 id: 39e6e7917a (このIDを非表示/違反報告)
(*^ω^*) - うん、死ぬわ、 (2021年6月7日 16時) (レス) id: 1a06a316db (このIDを非表示/違反報告)
スノー - あーあ、好き、、みんなかわいいです(語彙力0) (2020年10月10日 11時) (レス) id: 8757ae5ab1 (このIDを非表示/違反報告)
さぃだぁ - うわぁぁぁー///メア様推しだから嬉しいです!有難うございました! (2020年9月13日 17時) (レス) id: 8f702b8e3c (このIDを非表示/違反報告)
れい - これで、好きなサンズがメアだけじゃなくなりました!やっぱりundertaleもAUも良いですね! (2020年7月29日 15時) (レス) id: 1655cf841d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ろーるけぃき | 作成日時:2017年12月17日 19時

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