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ともとは、音痛不信状態。
あの鬼のマネージャーさんに、
しばらく連絡取るな言われたけど、
いくらなんでも電話やラインぐらいええやん、て。
こっそり連絡してるけど、
とも、見てくれへん。
もしかしたら、スマホ取り上げられてんのかもしらん。
ほとぼり冷めるっていつ？
最近はずっと、先の不安ばっか。
会いたくて、狂いそう。
こんなに辛いなんて。
俺、このひと月、
まじで、生きてきた中で、
一番、自分の人生について考えた。
高校大学就職と、
なんとなく周りに流されて生きてきたけど、
このままやったら、あかん。
自分はどう生きたいのか、
何が出来るんか。
ずっとずっと考え続けてるけど、
答えなんか出るわけもなくて。
今日はホワイトデーで、
おまけに土曜やし、
流石に邪魔したら申し訳ないかなって。
朝に中間社長さんちを出て、
庁舎で時間潰してから、
夕方には、
自宅のマンションに久々に帰って来た。
待ち伏せしてる人影はなくてほっとする。
春やってのに粉雪がちらつく寒い日。
肩をすくめて、
エントランスくぐったら。
ポストんとこで、陽菜が待ってた。
「陽菜？どうしてん」
「大ちゃん、付きまといとか、嫌がらせ受けてるて、ほんま？」
泣きそうな顔してやる。
「大したことないで」
無理に平静を装って、
ポストを開ける。
嫌がらせの手紙は、まだ健在。
しつこいねんな、このファンの子。
よっぽど、とものこと、好きやねん。
「ま、こんぐらいや。
こういうファンの子、ガチ恋勢言うねやろ？」
「大ちゃん、ごめん、なさい。
ごめん、ほんまに」
「何言うてん」
もしかしたら、って、何度も頭を掠めた。
けど、その度、打ち消してきた。
物心ついた時から一緒やった、こいつが、
そんなことするなんて、信じたくなかったから。
SNSにともの居場所流したんは、やっぱり、陽菜なん？
その時、ガラス扉が開いた。
入って来たんは、ニット帽を目深に被った、とも。
「大毅・・・」
一言、名前を呼んだ後、
俺の隣の陽菜に気付いて、立ちすくんでしもた。
「とも、おかえり。
寒かったやろ？」
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fool(プロフ) - みさきさん» この続きは予定はないのですが、また他の作品でお会い出来たら最高に幸せです〜💕よろしくお願いします🥰 (2022年3月27日 19時) (
レス) id: 5c064e1f18 (このIDを非表示/違反報告)
fool(プロフ) - みさきさん» こちらこそ、読んでもらえて嬉しかったです〜🥰ありがたや〜。きゅんきゅんしてもらえて感動しております。とにかく駆け足だったので… (2022年3月27日 19時) (レス) id: 5c064e1f18 (このIDを非表示/違反報告)
fool(プロフ) - みさきさん» こちらこそ、読んでもらえて嬉しかったです〜🥰ありがたや〜。きゅんきゅんしてもらえて感動しております。とにかく駆け足だったので… (2022年3月27日 19時) (レス) id: 5c064e1f18 (このIDを非表示/違反報告)
fool(プロフ) - 水無月こすもさん» また、ぼちぼち、リメイク作品書いたり、他の作品も書ける時に書いていこうと思ってます。よろしくお願いします🥰 (2022年3月27日 19時) (レス) id: 5c064e1f18 (このIDを非表示/違反報告)
fool(プロフ) - 水無月こすもさん» ありがとうございます〜💕駆け足で申し訳なかったです…もっと甘々にさせてあげたかったけど、ここで文字切れ〜そして、相変わらず不調ではありますが、応援していただけて心強いです💕 (2022年3月27日 19時) (レス) id: 5c064e1f18 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：fool
| 作成日時：2021年11月26日 21時
