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のんの事、彼女って紹介してくれた・・・
きゃあって叫びたい気分。
ただよしくんは、
ほんの一瞬だけ、苦しそうに表情を歪ませたけど、
すぐに柔らかい笑顔になった。
「そっか。
流星の今の・・・恋人。
初めまして。
大倉忠義と申します」
差し出された、
おしゃれな名刺には、
誰でも知ってるような、
大手の広告代理店の名前と、
クリエイティブディレクターとかいう、
肩書きが記されてた。
ぱっと見、よう分からへんけど、
時代の先端ををいく仕事をバリバリやってる、
偉い人ってことだけは分かる。
「あの、小瀧望と言います」
今ののんには、
渡せる名刺も、肩書きもない。
恥ずかしいて、たまらへん。
「ふふ、さっきも聞きました」
この人、ほんまに、綺麗な顔してはる。
のんの人生で、
こんな整った顔した人は、
滅多と見たことない。
流星と、この人だけかもしれへん。
ついさっきまで、
飛んでいきそうなぐらい浮かれてたのに、
あっという間に、
どうしようもない不安が胸を占拠し始めた。
向こうの席で、
男の人数名が、大倉さんに軽く手を振って合図してはる。
「流星、また今度ね。
じゃあ・・・望くん、失礼します」
去り際まで鮮やか。
大倉忠義さん・・・
こんな完璧なライバルの出現。
恋愛経験値の低いのんには、
手強過ぎる。
気になって気になって、
その後のデザートの味は、さっぱり分からへんかった。
マンションに着くまでの車の中でも、
頭の中で、
勝手に作り上げた、
忠義くんと流星の物語が再生され続けとった。
あんまり無口やったせいか。
「望、眠いんなら寝ててええよ」
なんで言われてしまう始末。
「眠くないよ。
考え事」
それどころか、
このままでは、
一晩中、眠られへんと思う。
「どんな事、考えてんの？」
「そっ、それは、秘密」
「隠し事？」
「そんなんでもないのっ。
言う程の事でもないからっ」
「ふーん」
流星は納得してない顔してる。
こういうのって、聞いちゃってもええん？
もやもやで、圧迫死しそうやねんもんっ。
今日からは二人のおうち。
けど、いつもの癖で。
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fool(プロフ) - みさきさん» この続きは予定はないのですが、また他の作品でお会い出来たら最高に幸せです〜💕よろしくお願いします🥰 (2022年3月27日 19時) (
レス) id: 5c064e1f18 (このIDを非表示/違反報告)
fool(プロフ) - みさきさん» こちらこそ、読んでもらえて嬉しかったです〜🥰ありがたや〜。きゅんきゅんしてもらえて感動しております。とにかく駆け足だったので… (2022年3月27日 19時) (レス) id: 5c064e1f18 (このIDを非表示/違反報告)
fool(プロフ) - みさきさん» こちらこそ、読んでもらえて嬉しかったです〜🥰ありがたや〜。きゅんきゅんしてもらえて感動しております。とにかく駆け足だったので… (2022年3月27日 19時) (レス) id: 5c064e1f18 (このIDを非表示/違反報告)
fool(プロフ) - 水無月こすもさん» また、ぼちぼち、リメイク作品書いたり、他の作品も書ける時に書いていこうと思ってます。よろしくお願いします🥰 (2022年3月27日 19時) (レス) id: 5c064e1f18 (このIDを非表示/違反報告)
fool(プロフ) - 水無月こすもさん» ありがとうございます〜💕駆け足で申し訳なかったです…もっと甘々にさせてあげたかったけど、ここで文字切れ〜そして、相変わらず不調ではありますが、応援していただけて心強いです💕 (2022年3月27日 19時) (レス) id: 5c064e1f18 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：fool
| 作成日時：2021年11月26日 21時
