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「どういたしまして」
運転席に乗り込んでく照史を見つめてる。
手のひらの御守りは、
ひんやりしてるはずやのに、
心はふんわり、あったたかった。
帰り道の車で、
俺と照史以外の、
若い子たちみんな、眠ってしもた。
信号待ち。
後ろを振り返った照史が、
「うわあ、可愛ええなあ。
淳太、見て見て。
赤ちゃん揃った動物園みたいやで」
なんて言うて、微笑ましそうに目を細める。
「確かに」
すぐ後ろの真ん中の席では、
お互いに折り重なるように寝てる重岡くんと、とも。
こうして見てると、お似合いやねんけどな・・・
それから、
後部座席には、
おっきな二人が、
縮こまって一つの毛布の中にくるまってる。
「神ちゃんに、
しげの気持ちが届くとええな」
照史が呟くから、
俺までなんか罪悪感感じる。
ともは、
むしろ、
女の子より、
可愛い女の子に見えるけど。
心はシンプルに男の子やねんな。
俺の口からは言われへんけど・・・
「淳太、なんでちょっと寂しそうなん？」
不意の問いに、なんも答えられへんかって。
「そんな、こと、」
誤魔化そうとした時、
ふっと、目の前に影が出来た。
え・・・？
びっくりしてる間に、
顔が近付いて、触れられた唇。
瞬きさえ、忘れてまいそう・・・
そんな俺を見て、
照史はくしゃっと笑う。
大好きな笑顔やけど、
今はその余裕が悔しい。
「淳太、びっくりした顔も、可愛い」
軽く抱き寄せられて、
髪に、押し付けられた唇。
「髪、すべすべ。
シャンプーのええ匂いする」
もう一回、顔が傾いたから、
慌てて、逃げてもうた。
「ちょ、やめてや。
みんな起きるかも」
「みんなぐっすりやん。
ちょっとやそっとじゃ起きへんよ」
「照史、青やから！」
山道で他に車もおらんし、
いつまで停まってても、
迷惑にはならんねんけど・・・
これ以上は、心臓が持たへんくて、
その肩を押す。
「はいはい」
車は動き出したけど、
心臓は爆音鳴らし続けてる。
さっき触れた照史の肩、
筋肉質で逞しかったな・・・
「淳太、次の休みって、いつ？」
「基本は土日休みやねん」
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fool(プロフ) - 蒼乃碧さん» こちらこそありがとうございます〜💕ばどのお話、こちらしかなくて…またいつか書けたらなと思ってます💕 (2022年10月5日 21時) (
レス) id: 5c064e1f18 (このIDを非表示/違反報告)
蒼乃碧(プロフ) - ホントに大好きな淳太くんが幸せになれて良かった（ ｉ _ ｉ ）いつも素敵なお話ありがとうございます😊やっぱばどは良い… (2022年10月5日 5時) (レス) @page50 id: b2e7866667 (このIDを非表示/違反報告)
ぴぃ(プロフ) - �� いつの間にか自分の方が好きになりすぎてどうしていいか分からなかった流星君が腹をくくって向き合ってほしい。 foolさんの文章本当大好きです！いつも高頻度の更新ありがとうございます！！推しCPが一緒で興奮して長くなって申し訳ありません。ぜひ青桃も視野に… (2021年9月27日 20時) (レス) id: 943bf7da97 (このIDを非表示/違反報告)
ぴぃ(プロフ) - �� 淳太君に今誰に付いてんの？って聞かれて名前言ったらセクハラで有名だった人で心配されるけど「給料いいから」で通され、流星君にこっそり心配を伝える淳太君。心配してたけど (2021年9月27日 20時) (レス) id: 943bf7da97 (このIDを非表示/違反報告)
ぴぃ(プロフ) - �� のんちゃん流星さん追いかけて東京行って、そっちで新しい仕事見つけるんだけど、同じ秘書だけど着いた人が悪くて、セクハラさててて、でも給料いいからって耐えて。流星君には心配かけないようにととにかく頑張って。一緒な大阪戻った時に皆んなで集まって (2021年9月27日 20時) (レス) id: 943bf7da97 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：fool
| 作成日時：2021年9月23日 21時
