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のんちゃんは女子力が高いらしい。
手作りクッキー、俺にもくれたけど、
あからさま、流星の付け足し。
「美味いやん」
流星に誉められて、
照れまくって、
「きゃー、もお！」
奇声発して、
流星の肩叩きまくってる。
「のんちゃん、力強いって。
痛い痛い」
流星はちょっと引き気味やねんけど、
心なしか、声が優しいような？
山奥だけあって、人影はほとんどない。
着いた途端、
神ちゃん、ばっちり覚醒した。
駐車場から神社まで少し歩くらしい。
真っ暗闇で迷ったら大変や思うてる側から。
神ちゃんを気にしてゆっくり歩いてたら、
どんどん、みんなに引き離されてく。
「神ちゃん、もしかして足痛いん？」
「ごめん。
舞台でハイヒール履いてて、挫いてん」
「どの場面で？」
「戦前の場面で、
クラブで歌ってるシーン覚えてる？」
「初っ端やん」
「まあ、そう」
「よう頑張ったな。
さすがの役者魂や」
「ありがとう」
「ちょっと座ろ」
道の途中に座り込む。
ポケットに入れっぱなしやったフリスク手渡したら、
めっちゃ可愛い顔して笑ってくれた。
「ありがと。
この味、好き」
「良かったあ」
目が合うて、途端にドキドキしてきた。
さっきまで全然自然な感じで話せてたのにっ。
自分から告白した事もない、
恋愛音痴なんが、バレてまう。
「星、綺麗やなあ。
吸い込まれそう」
神ちゃんが呟いて、
綺麗な指先を夜空に向かって伸ばした。
俺は、神ちゃんの存在に吸い込まれてて・・・
「好きや」
気付いたら、呟いてた。
「しげ、星好きなん？」
まさかのおとぼけ。
「星も好きやけど。
神ちゃんが好き、告白してんやん」
「えらい、いきなりやな。
けど嬉しいで。
ありがとう」
「え？そんだけ？」
「え？あかんの？」
「あの、俺と付き合ってくれませんか？
いう意味なんすけど」
「んー、それは無理かな。
会ってまだ１週間経ってへんし」
「チャラい思われても仕方ないけど、
一目惚れしてん。
生まれて初めてやねん」
「ありがとう」
聞きたいのはありがとうやないねんけど。
「いきなり俺を好きになっては無理やろうから。
今度は二人でどっか行けへん？
俺とデートして下さい」
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カドケシ(プロフ) - 青桃書いていただけるの本当に嬉しいです！ありがとうございます！！ (2021年10月8日 18時) (
レス) @page50 id: 05636aee53 (このIDを非表示/違反報告)
ななはち(プロフ) - 短編リクエストが中編になって…エイトの曲で他にもリクエストしたいんですけど、大好きな曲がこんなに長く読めるなんて嬉しすぎます。読み取れない天気予報みたいに曖昧な緑さん、県庁の星の赤さん、それにりょちゃんも丸も…感動でした！続きまってます！ (2021年10月8日 13時) (レス) @page50 id: ef79629cea (このIDを非表示/違反報告)
7129(プロフ) - 振り回されてる赤くんと、ツンツンしてるのに赤くん大好きな緑くん！めっちゃかわいすぎます〜！！！続きが気になりすぎる！いつもながら、最高です♪♪ (2021年10月5日 19時) (レス) @page41 id: f02b13cfb6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - このシリーズ、青桃は書かれる予定はないですかね…？ひそかにソワソワしながら待ってしまっておりました💦 (2021年9月23日 20時) (レス) @page50 id: 127582e3c7 (このIDを非表示/違反報告)
kamikojiyu9320s(プロフ) - はじめまして！まっぴーと申します。ローリングコースターのお話大好きで早く更新しないかなーと、本当に楽しみにしていたこの秋分の日。怒涛の更新で1日キュンキュンしていました。作者さんも今日はお休だったでしょうに、ありがとうございます！ (2021年9月23日 19時) (レス) id: 1fba4a86c3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：fool
| 作成日時：2021年8月17日 15時
