【太宰治】この度タイムトラベルして父が生きてる未来を作ることになりました。誰か異議ある人はてぇーあーげてぇー！

写真 ページ31

太宰sied



貴「お風呂でたよ〜！」



血だらけを気にしていたAちゃんだったけど今はサッパリ綺麗だ。



太「嗚呼！そこ、着替えて置いてたけどわかった？」



貴「いえすいえす。」



今彼女は私のシャツを着ている。



ん”ん”、私の娘ながら可愛い。←


するとその瞬間、Aちゃんが柱にぶつかった。


結構ダイナミックに。


貴「いっ…たぁ！！もう！何でこんな所に柱が！」


どう考えても視界に入っているはずなのだけれど…？

太「…(頭)大丈夫？

(もし良ければいい脳外科紹介しようか)」←

貴「うん大丈夫。

所でその大丈夫は何に対していっているんだい？

私の予想では“頭”かな。」


太「大正解！

もっと言うといい脳外科紹介してあげようか、かな。」


貴「しばくぞ。」


太「お茶を？」


貴「てめぇの頭。」


太「お父さんに“てめぇ”とかいっちゃダメだよ。

どっかの蛞蝓みたいになるよ！」


蛞蝓で通じるのかな？


貴「そ、それはまさか、あの小さな小さな帽子置き場のことかい？」


太「お、通じてるね！」



…というか私すっごい気になってたんだけど…




太「ねぇ、私のお嫁さんってどんな人？」←



貴「…え？」



なんか困惑しだすAちゃん。



貴「うーん。…写真見る？」


太「見たい見たーい！」


しかし何故か浮かない顔のAちゃん。


見せて着た写真は…


太「いや顔見えないし。」


丁度お嫁さんの顔のところだけ黒ペンで塗り潰されていた。


貴「別に私“写真見る？”としか言ってないし。

必ずしもお母さんが見えるとは言ってないし？」←


な、この私を騙すなんて…！


末恐ろしい子…！


は、置いといて←



太「で、この塗り潰したの、誰がしたの？」



貴「…多分お父さんかと…。」



…あ、私じゃない方か。



太「そっかー。」



その写真に写るのは私とAちゃんとお嫁さん。




何となくお嫁さんの方は笑っている気がする。




そして私はというと不機嫌そうな顔をして視線をそらしていて



こっちを見ようとしてくるAちゃんの頭を掴み、無理やり正面を向かせていた。



多分私が17,8位なのだろう。




Aちゃんはとびっきりの笑顔だった。







そこである事に気がつく。





太「Aちゃん、この写真の君の目って何方も鷲色なんだね。」




そう言いながらAちゃんを見ると、少し困ったように笑っていた。




貴「そうだね。」

彼女の瞳→←作品紹介！

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す