【太宰治】この度タイムトラベルして父が生きてる未来を作ることになりました。誰か異議ある人はてぇーあーげてぇー！

回想1 ページ19

貴「ある日、








日本は消滅しました。」









全『！？』







ふふ、皆同じ反応だね。






敦「…止められなかったんですか？」





貴「止められたら消滅したなんていいませんよ。」



そういうと黙りこんでしまった中島さん。



貴「その一週間前。






太宰治は殺されました。」



全『！？』



国「その、太宰が殺されたのとヨコハマの消滅が何か関係あるのか…？」



貴「ヨコハマが消滅したのは一つの爆弾の所為でした。


そしてその爆弾は…








異能で作られたものでした。



そのコードを切れば解除出来るはずなのに出来ない。



“人の手によって解除出来ない”


…そんな爆弾だったんです。


こうなると解除する方法は一つ。」




全『！』



あからさまに皆の顔色が変わる。


貴「察しのいい探偵社員の皆さんなら、お判り頂けたのではないのでしょうか。」

お父さんが口を開く。

太「…私が爆弾に触れること。





しかし私が死んだせいで爆弾が解除出来なかった、


ということだね？」




私はゆっくりとうなづいた。




貴「それが分かった瞬間、

まず国民の避難を呼びかけなければならない、

あと七時間ある、そう国木田さんが言ったんです。」


国「俺が…？」


貴「嗚呼、言ってませんでしたね。

この爆弾解除自体が探偵社への依頼だったんです。国からの、ね。


しかし爆弾は七時間も待ってくれなかったんです。


国木田さんのその言葉の直後、









爆破したんです。」

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