【太宰治】闇オークションに行ったら最年少幹部が売られていた件について。とりま自転車で突っ込むか。

突っ込んできた自転車 ページ5

太宰sied



太「ゲホっ…ゲホ…っ…カハッ！」



散々な扱いの後に殴る蹴るの暴行。




いつのまにか男達の人数が増えている。



男1「おいおいもうダウンか？最年少幹部様ぁ？」




だから私は戦闘は得意じゃないのに！



しかも手錠とかハンデはどうかと思うよ！！




柄にもなく泣きそうだ。あ、勿論生理的な涙のほうね？




…しかしご丁寧な事に顔には殴ってこない。


商品になるからだろうか。


まあどっちにしろ満身創痍な事に変わりはない。




立つ気力すら湧かなくなってきた。靄が掛かるように視界が霞む。




男2「おら、よっ！！！」



バキッと派手な音を立てて私は後方に蹴り飛ばされる。



あ、そろそろ無理だ。



そう思った瞬間、意識がシャットダウンした。









*･゜ﾟ･*:.｡..｡.:*･*:.｡. .｡.:*･゜ﾟ･*









ハッと気がつくと椅子にすわらせられている。



…いや、どっちかと言うと椅子に括り付けられているという表現が正しい。



前を見ると沢山の身なりのいい人達。



大体が男だ。



アナウンス「これからオークションを開始致しまぁす！



今回の件目玉はこれ！

あのポートマフィア最年少幹部で双黒の片割れ、

太宰治！！！



金額は…




十億円からのスタートです！」





始まってしまった。果たして十億円からで私を買う輩はどれほどのいるのか…。




モブ1「十億一千万！」

モブ2「十一億！」

モブ3「十五億！」……




…ヤバイ。







すっごいいる。





売れ残って保留、なんて事は無さそうだ。







買われた私の末路は、





暴行は勿論、癖壁がくさった奴らの性 欲処理など目も当てられないようなものだろう。




いくらポートマフィアが私の捜索に力を入れても見つけるのは難しい。




そもそも今回いつもと違うのは人質ではないと言う事だ。




人質であるならば、ポートマフィアを誘き寄せる為に使われるから私の居場所は直ぐに分かる。





が、今回は闇オークション。売られた先などは公言しないところから見てもやっぱり捜索は難しい。







と、此処までグルグル思考を回し結論付けたその時だった。








がしゃぁぁぁぁぁああああん！！！！！







闇オークションの会場に、






一つの自転車が突っ込んできたのは。

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