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佑亮君とは２日会えてない
見かけたら、声を掛ける予定だったのに
草川先輩には嫌ってほど会うのに
連絡すればいいだけの話なんだけど
「はぁ」
なんだかそれじゃあ負けな気がして、どうしてもできなかった
今日は佑亮君と唯一取ってる授業が被ってる日だから
今日絶対声をかけよう
でも、なんて言えばいいんだろう
『あの日たみちゃんと一緒にいた？』
とか？
ダメ
絶対ありえない
いつの間にか教室の前に来ていて扉の前でどうするべきか悩んでいた
こんな経験なかったから、こういう時どうすればいいかわかんない
こういう時こそ、女同士でギャアギャアやればいいの？
あたしには考えられないけど
「何してるの？」
トントンと肩を叩かれて、振り返ると佑亮君が首を傾げていた
物腰柔らかい言い方に、一抹の不安を覚えた
なんか、いつもと違うんだもん
『どけ』とか『邪魔』とかじゃなくて、心配するような言葉
あの電話さえなかったら、舞い上がってた
だけど、優しさの裏に何かあるんじゃないかって思うから
素直に受け取れなかった
あたしって、こんなにひねくれてたっけ？
「大丈夫？」
「あ、大丈夫。」
「授業、受けないの？」
「受ける。一緒に、いい？」
佑亮君はコクリと頷いて、教室の扉をガラッと開けた
あたしはカルガモの子供みたいに佑亮君について回って
隣の席に座った
佑亮君、佑亮君
頭の中は佑亮君でいっぱい
ではなくて、たみちゃんでいっぱいだった
純粋な恋愛感情ではなくて、佑亮君を独り占めしたい
みたいなちょっぴり歪んだ感情だった
「この前、電話何だった？」
「え？」
何の前フリもなく唐突に、あたしが聞くのにたじっていたことをいとも簡単に聞いた
「この前、掛けてきたよね」
「あ…うんと」
ヤッちゃってない？って余計な心配してたなんて言えない
それにもっと厄介なことになってたし
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こなた - 更新楽しみにしています！頑張ってください(^O^)！ (2017年11月29日 23時) (
レス) id: c263f5d3f8 (このIDを非表示/違反報告)
ここあ(プロフ) - 更新頑張ってください！すごくおもしろいです！ (2017年10月17日 16時) (レス) id: 7f491e7a2d (このIDを非表示/違反報告)
クソガキ推し - 移行おめでとうございます 更新楽しみにしています (2017年10月7日 10時) (レス) id: 537ffb3acd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ろく。 | 作成日時：2017年10月7日 0時
