絶対的オンナノコ (ページ9)

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爽やか君…ううん福田佑亮君とお店を出た

「佑亮君も帰るんだ。」

「うん」

あたしの目を見ない

「どうして帰るの？」

「さっきの女の子、絶対俺に泣きつくと思ったから」

チラリとあたしに視線を向けて
眉を寄せた

あれ？爽やか君のイメージが崩れた

「へぇ、意外。面倒見良さそうなのに」

歩き出しながら駅に向かう
福田君は早歩きでどんどん歩く

「面倒ごとはごめんだから。」

「あたしも面倒ごとは嫌」

「あっそ」

佑亮君ってクールだ
周りの女の子にはニコニコ笑ってたのに
あれは愛想笑いってことなの

「佑亮君って超優しくて、爽やかだと思ってた！」

「…勝手な想像やめてくんない？」

睨みつけるって感じなジト目であたしを見てサッと目をそらした

「でも、あたしそういうさっぱりした方が好きだよ」

「俺は君のこと全然好きじゃない」

佑亮君は立ち止まって振り返った
その顔は不機嫌そのもので、あたしを遠ざけるような眼差しだった

凄く、ムカつく