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8-05 ページ50

「はぁ…終わった。」

「お疲れ様」



佑亮君はサッサと荷物をまとめる
あたしはそのスピードに呆気に取られて気づけば佑亮君は立ち上がっていた


「じゃあ」

「あ、うん」


再び1人になったあたしは、また机に突っ伏した
今度はさっきとは違って浮かれたような気持ちだった

佑亮君が、あたしの所に来てくれた
さっきの事をじっくり何度も何度も思い出した
話すわけでもない、一緒に勉強するわけでもない

ただ、あたしはそこにいるだけ
それでもとてつもなく幸せで
1個授業をサボったことも痛手にならなかった



「さぁ、あたしも行こうかな」



人の少ないカフェテリアで呟くとあたしは2限目の授業に向かった




「あ、Aちゃんじゃん、どう?席隣座る?」

「ありがと〜!じゃあ座る」




ストンと席について、名前をよく覚えてない男の子の隣に座った


あたしはスマホで、佑亮君のLINEを開くと
『佑亮君〜今から講義つまんないよ〜』なんて送ってみた

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作者名:ろく。 | 作成日時:2017年8月17日 18時

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