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「はぁ…終わった。」
「お疲れ様」
佑亮君はサッサと荷物をまとめる
あたしはそのスピードに呆気に取られて気づけば佑亮君は立ち上がっていた
「じゃあ」
「あ、うん」
再び1人になったあたしは、また机に突っ伏した
今度はさっきとは違って浮かれたような気持ちだった
佑亮君が、あたしの所に来てくれた
さっきの事をじっくり何度も何度も思い出した
話すわけでもない、一緒に勉強するわけでもない
ただ、あたしはそこにいるだけ
それでもとてつもなく幸せで
1個授業をサボったことも痛手にならなかった
「さぁ、あたしも行こうかな」
人の少ないカフェテリアで呟くとあたしは2限目の授業に向かった
「あ、Aちゃんじゃん、どう?席隣座る?」
「ありがと〜!じゃあ座る」
ストンと席について、名前をよく覚えてない男の子の隣に座った
あたしはスマホで、佑亮君のLINEを開くと
『佑亮君〜今から講義つまんないよ〜』なんて送ってみた
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作者名:ろく。 | 作成日時:2017年8月17日 18時