絶対的オンナノコ (ページ41)

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「佑亮君！LINE教えて」

スマホを掲げながら、ペンを走らせてた佑亮君に頼み込んだ
今日も１人で勉強中なんだ

「断る」

「け、ケチ！」

「ケチで結構。勉強してるから邪魔しないで貰える？」

「…お、教えて上げよっか？」

「…はぁ？」

嫌そうな顔をさらに歪めて、もう何だかよくわからない顔をした佑亮君

あたしの何がそんなに気に入らないの？
そんなこと本当は認めたくないけどこうも毛嫌いされちゃ仕方ない

「君に教えてもらうことなんてひとつもないから」

「…そこ間違ってるし」

何気なく佑亮君の隣に腰掛けて、間違ってる答えを指差した
佑亮君はムッとした様子でペンを置いてあたしを見た

「連絡先交換したら、今日は大人しく帰ってくれる？」

「…え？」

「どうなの？」

「わ、わかった。」

佑亮君は静かにスマホを取り出して手際よくあたしのLINEを追加した
佑亮君のLINEが携帯に入ってる
ジッと画面を見つめてしまって、佑亮君がしつこく『帰れ』コールをしてるのも耳に入らなかった