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5-06 ページ31
『俺には関係ないんで』
なんなのあの言い方
あたしに失礼じゃない？
ムカつく…って言うか、なんていうか
胸がザワついて、あの後佑亮君の顔をまともに見れなかった
授業中も、さっきの言葉が何度も頭を駆け回ってペンを動かすのが面倒になった
こんな迷惑な話なんてない
あたしはどうしてこんなに佑亮君のことを気にしてるんだろう
「はぁ」
ため息をつくと隣に座ってた斉藤君があたし声をかけた
「つまんないよな」
あたしは口を開くことなく
目線で頷いた
頭で小さく『あたしをわかったような気になるな』って呟いた
斉藤君に何の非があるわけでもなく
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作者名：ろく。 | 作成日時：2017年8月17日 18時
