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ボーリングは終わってタテシマ君と2人になった
上手く誤魔化して2人になった
この後は、ご飯を食べて、
それから…それから……ー
「Aちゃん、何食べたい?」
「え?あたしは何でもいいですよ〜」
「別にご飯食べずにでもいいんだけど?」
寒気がする
あたしはこのまま、どうなるんだろう
いつも、考える
価値もない、あたしには1ミリも
アンタにとったら永遠に記憶に刻み込まれるにしてもあたしには何も残らない
「あたし、お腹空いてるんだよね」
「じゃ、もー適当に食える所でいい?」
「うん」
近くのファミレスに入って、BOX席に座った
タテシマ君はソワソワしてる
あたしは愛想笑いを浮かべてメニューに視線を落とした
大して空いていないお腹に入れ込む料理を選ぶ
お腹いっぱいになったら、後がエラいから
少食アピールでもする為にパスタでも頼んで残そうかな
どうせ、人の金
どうせ、奢ってくれる
「俺、ハンバーグ」
「えぇ、美味しそう〜。あたしシーフードパスタ!」
あたしの今の顔はどんなだろう
笑ってんのかな
いや、絶対笑ってる
笑わないあたしなんか、あたしじゃない
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作者名:ろく。 | 作成日時:2017年8月17日 18時