絶対的オンナノコ (ページ17)

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「もー、難しい！」

「違う違う、ボールはこの指をこうして…」

福田佑亮、一投も投げてない
ずーーーっと携帯弄ってる

ちょっとたまに笑ってるし

気持ち悪い

「佑亮君！ボーリングやらないの？」

そう呼ぶと、眉を寄せて明らかにあたしにケンカ売ってる
携帯には笑いかけて、あたしには睨みつけるんだ

「Aちゃん。佑亮はいいから、でね…ー」

もうボーリングどうでもいいや
福田佑亮がボーリングしないんだもん

アイツがいるからあたし来てみたのにつまんない

「あたし、ボーリング飽きちゃった」

「え？」

「疲れちゃったごめんね」

「あ、あぁ…」

ボーリングの玉と、男２人を置いて、福田佑亮の座ってる席の隣に座った

「佑亮君、遊ぼーよ。今度」

「…」

「今日の夜ヒマ？」

「忙しい」

「じゃ、明日」

「無理」

「じゃあ…」

次の言葉を出そうとした時、福田佑亮があたしを見て冷たく言い放った

「俺は君の周りの男とは違うから」