絶対的オンナノコ (ページ11)

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「A、昨日大丈夫だった？」

「え？何が？」

たみちゃんが授業の前にやって来た

多分昨日のこと聞きたいだけだろうけど
絶対口を割らない
昨日のことは一生喋らない

「でも昨日の…リナちゃんのアレ。やりすぎじゃない？」

「何で？あたし悪いことした？」

「いや、でも…」

「ブスにブスって言って何が悪いの？」

たみちゃんが絶句して持ってたルーズリーフとペンケースを落とした

「あたし、あーいう子嫌いだから。一人称自分の名前とか頭悪そうだし」

「まぁ、うちもそう思うけど」

たみちゃんのペンケースとルーズリーフを拾って返した
たみちゃんのこういう所、あたし嫌い

「たみちゃんって、あたしのこと嫌いでしょ」

「え？」

「でも大丈夫。あたしも、たみちゃんみたいな八方美人嫌いだし」

たみちゃんがどんどん青ざめていく
なんの都合が悪いの？
あたしに嫌われて
あたしの悪口さんざん言ってたのに

あ、飲み会に誘えなくなるからか
あたしいないとシラケるもんね