rain of light 2 (ページ23)

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『ダメ!!ダメだよっ!!!』

和に何をどうやって食べさせようか考えていると、聞いたこともないような和の怒声と尋常じゃない翔の泣き声に急いで階段を駆け上がった。

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部屋に入ると、わんわん泣き喚く翔と、
手を伸ばすものの翔に触れないまま戸惑う和の姿。

「何？今の声、和？翔、何したの；？」

「違うんです。ごめんなさい；僕が…；；」

状況を判断しかねていると後ろからくいくいと服が引かれる。

「さとー？」

「潤…起きたの？」

「かず、しょう怒ったの？」

潤が自分の方に翔を引き寄せ小さな手で頭を撫でる。

「しょう？なかないの。よしよし。」

潤の行動に部屋の空気が幾らか緩んだ。

それでも若干の放心状態の和は話せそうにないな…

「翔ー？」

潤に掴まり泣き続ける翔の横に座りトントンと背中をさする。

「翔、どうした？なんでそんなに泣いてるの？」

「ぅ、、かずくんがいっちゃう；；ヒック；；どっかいっちゃうー；；」

絞り出すように話す翔の向こうで和がキュっと唇をかむ。

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…まさかね、、和…場所によっちゃ許せないよ？

「そうなの？…和、どこに逝くの？」

思ったよりも低く出た自分の声に多少驚きながら

視線を外すことを許さない様にじっと和の目を見つめると、和も俺の目をまっすぐ見据えた。

「…いきません…。どこにも。」

うん。そうだね。

そうだね。和。。