rain of light 2 (ページ20)

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自分の腕に顔を埋めてしまって、もう息を詰める音しか聞こえない。。

「和…」

何か言ってやりたいのに、上手く言葉が出てこなくて、震える和の背中を擦ることしかできない。

「…和くん、泣かないでくれ。。そうだね。無理に聞き出そうとして悪かった。」

「もう部屋で休もう。父さん、いいよね？」

「あぁ、ゆっくりお休み。」

「行こう和。立てるね？」

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ごめんなさい。と呟き、フラフラな和を部屋まで支えベッドに座らせる。

「和、和。泣かないで。。」

「ごめ、なさ…」

「誰も和を責めてるわけじゃない。それに、全部話せなくてもいいんだよ。…でも和が傷付くのは…俺は嫌だな。。」

震えの止まらない和の身体を出来るだけそっと抱きしめる。

「和。大丈夫。父さんなら上手くやってくれるよ。任せよう。すぐ、前みたいに戻れるよ。そしたら、みんなで散歩でも行こう。」

「…智さ…ごめんさない。ありがと…」

和の腕が俺の背中に回ったのを感じて、おもいっきり強く抱きしめたけど

すっぽりと腕に収まってしまう和の身体の震えはなかなか収まらなかった。。