rain of light 2 (ページ12)

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和、鉄剤飲んで調子よさそうだったのにな。。

さてと、今、うちには和の他にも挙動不審な奴が１人。

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「雅。」

自分の部屋に入ろうとする雅に後ろから呼びかけるとビクっと反応する。ホント、隠しごとができないやつ；

「和のこと、何か知ってるの？」

「……。」

単刀直入な俺の質問に雅の視線が泳ぐ。

「和に口止めされてる？」

だとしたら雅の性格上話しにくいよなぁ。。

「…、約束は守らないといけないけど、もし雅の知ってることが和の様子が変なことに関係あるなら…。和がこのまま独りで抱え込んじゃいけないことだって、雅が判断した時には兄ちゃんに話してな。。」

トントンと肩をたたき、俺も部屋に戻ろうとすると、すぐに腕が掴まれた。

「関係あるかどうか分からない。けど…。。」

「うん？」

「この前、公園で……－」

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「そう…」

「えっ；父さん！？」

雅の話を聞き終わった時、にこっと父さんが顔を出す。

「お父さんも聞いてたの；？」

「お前たちは立ち聞きなんてしちゃダメだぞー＾＾」

自分のことを棚に上げニコニコと雅の頭を撫でる。

「話してくれてありがとね。」

おかしいのは体調だけではない和のあの様子に。

その時父さんも『虐待』の文字が思い浮かんでたんだろうな。

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