rain of light 2 (ページ1)

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23　親子（s）ページ1

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「和くん、家事は手抜きしていいんだからね？」

「大丈夫ですよ＾＾翔ちゃん達が手伝ってくれますから。」

和の体調が不安定になってから、翔は和の傍から離れたがらず、どこに行くのにも後をついて歩く。

その翔を真似して潤がついていくものだから、まるでカルガモの親子だ；；

「逆に疲れるんじゃないか；？」

「そんなことないですよー。洗濯物たたむの上手でしょ＾＾？」

そういえば最近やけに靴下が小さく折りたたまれていると思ったら。あいつらか笑

元気そうに振舞っていても、時折壁に手をついて動かなくなる和を翔が心配そうに見上げていた。

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「智～。」

仕事は終わりロッカーで着替えているとひょこっと院長が顔を出す。

「和くん、最近どう？」

「たまに、眩暈起こしてます。倒れるまではいかないし、すぐおさまるんですけど…。」

「そう。コレ、この前の検査結果が来たんだ。やっぱり良くないね…。

持って帰って、お父さんとも話してみて。」

また鉄剤飲んだ方がいいね。と言う院長から検査結果の紙を渡された。

「今日、父さん早いんです。帰って話しますね。お疲れさまでした。失礼します。」

お疲れ様。と手を振る院長を背に、検査結果の数値に少しため息が出た。。

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「和、やっぱりね、数値低かったよ。」

血液検査の結果を父さんと和に見せる。

「…もう一回鉄剤飲んだ方がいいなぁ。。」

「院長もそう言ってた。錠剤にしてもらうから、和、それでいい？」

コクンと頷く和の頭を父さんが撫でた。