10． ページ10
10．
ｺﾝｺﾝｯ
｢しつれーしまーす…｣
三浦｢あ、ありがっと〜…｣
大倉｢すいません、ありがとうございます…｣(ﾁﾗｯ)
ﾊﾟﾁｯ
げっ、
目ぇあってしまった…
大倉｢、あへぇ〜〜っ…｣(ｻｯ)
あ、あからさまにそらされた…！？
いちいちムカつくな、この人…っ
｢っしつれいしましt…｣
三浦｢まってまって、ここおり？｣(ｺｿｺｿ)
｢え？｣
三浦｢いいよ、…大倉くんのファンなんでしょ？｣(ｺｿｺｿ)
｢…は、｣
三浦｢ごめんごめん昨日聞いてて〜？まぁま、ほらそこおり。…今度奢りだからなっ♪｣(ﾆﾔﾆﾔ)
｢……｣
…奢りは三浦さんですよ、このやろう、っっ(怒)
いらぬ気遣いしおって…
気遣いするなら今日も撮影だってこと伝えとけ！
スタッフ｢それじゃ、始めちゃってもいいですかね｣
三浦｢あぁはいはい、どうぞ〜｣
そう言ってインタビューが始まった。
安田｢そうですよねぇ〜、若い人多い思いましたぁ。…え、いつから働いてるんですか？｣
｢っあ、私ですか？、私はここ来て3年になります｣
安田「大学卒業してすぐで？」
｢そうですね、はい｣
三浦｢僕の大学の後輩で、丁度就活してる時にここ入らないかって誘ったんですよぉ〜｣
安田｢わぁ〜ええなぁそれ〜｣
安田さんはにこやかに話聞いてるのに、
隣の大倉さんは配られた資料ずっと読んでて返事もふーん、へぇー、の繰り返し。
興味ある時だけ顔上げて、
つまらなくなったら視線を下に落とす。
本当に芸能人ですか、って。
.
スタッフ｢ありがとうございましたっ｣
三浦｢はーい、大丈夫ですかぁ？撮れ高の方は〜｣
スタッフ｢あぁ、もう全然っ！十分撮れましたんで〜(笑)｣
三浦｢ほんとですか〜、良かった良かったぁ〜あはは(笑)｣
無事に収録も終わって、ゾロゾロと会議室から出ていく。
結構私にも話振られるし、
化粧も直してないのにカメラマンの人しっかり私の顔撮ってるし、
大倉さんの態度にイライラするし…
まだ昼の12時なのに、どっと疲れが出たような気が…。
みんなが出たのを見て、バタンと机にへばりつく。
｢あぁ〜〜〜早く帰りたいぃ〜…、瑛太くん会いたぁ〜…何してるかなー、｣
?｢…彼氏？｣
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 788人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ろっくん(プロフ) - 神楽坂さん» いいですよね〜Sっ気大倉さん〜☆伝わってて嬉しいです〜！ (2019年1月12日 22時) (
レス) id: ab7be95877 (このIDを非表示/違反報告)
ろっくん(プロフ) - ふわさん» ありがとうございます！たくさん褒めていただいて嬉しいです！頑張ります！ (2019年1月12日 22時) (レス) id: ab7be95877 (このIDを非表示/違反報告)
神楽坂(プロフ) - 冷ため大倉すきなので最高です〜(´- `*) (2019年1月12日 16時) (レス) id: 3f39db99ff (このIDを非表示/違反報告)
ふわ(プロフ) - すっごく面白かったです！なびかない主人公ちゃんが素敵でしたし大倉くんの対応も新鮮でとても楽しませてもらいました！これからも応援しています！ (2019年1月11日 22時) (レス) id: cad7a9b03f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ろっくん | 作成日時：2019年1月4日 22時
