ヒミツ2 --F.K--

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夏休みが終わり、学校が始まった。



学科の違う風磨くんとは、授業で会うことも少なかったけれど




カフェテリアの、いつもの席で、風磨くんを交えた5人でいることが多くなった。



「あ、」

風「あ、おはよ」


「お、おはよう！」


学校で風磨くんと会うのは、少し照れる。



風磨くんとの関係は、未だに続いていた。




なんの変化も進展もないまま、ただただ平行線





だけど風磨くんは、そんなあたしを受け止めて



一人じゃ眠れないといったあたしの隣に





毎晩毎晩、いてくれた



健「てかななみと風磨、最近仲良くね？」


「えっ、そ、そうかな？」



風「まあな」


健「うわー、なになに風磨！」


風「お前がなに(笑)」





健人や樹、夏奈子にさえも、ヒミツの関係。



あたしはまた、同じ過ちを繰り返している。






だけど風磨くんとの関係は





虚しさなんてなくて、ただただ心地よくて





このスリルさえも、愛しかった。









夏休みがあけて、2週間が経った。



雅也と会えなくなってから、もう1ヶ月。


長いはずのこの１ヶ月が短く感じられたのも
全部全部風磨くんのおかげ。




今ならあたし……心から風磨くんだけを、


想える気がした。

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