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佑亮「じゃーね」
それぞれ教室に向かう
佑亮と美咲は同じクラス
海君と私はクラスが隣だから
一緒に行くことになっている。
海君が、何となく前を歩く
私がぼーっと、しながら歩いていると
あれ？カバンに付いてるキーホルダーって…
A「ポケモン？」
ふと口から漏れた言葉に
海君が勢いよく振り向く
海「ポケモン好き？」
キラキラした目で聞いてきた
こんな海君見たことない
A「うーん、好きと言うか…」
ポケモンまだたまにやってます…
なんて言えなくて
海「そっか…」
急にしゅんとなる海君
A「でも、まだやってる。昔のだけど…」
こんな顔されたら黙ってられない
海「ほんと？何やってる？」
A「あの、グラードンの…
3DSでやるやつまでかな…」
海「そうなんだ！今度一緒にポケモンやろう？」
海君のテンションの上がり方が
尋常じゃない
A「う、うん」
海「あ、ごめん。ちょっと調子乗った…」
また急にいつもの海君になる
A「ポケモン好きなんだ？」
海「うん」
意外だなー
海君がポケモン好きなんて
でも可愛いかも
今まで優等生？というか、
なんでもできる人気者って
イメージだったから
A「私もね、ポケモン好きだよ」
海「ほんと？嬉しい」
ちょっと照れたように笑う海君
一緒に登校するようになって
半年くらい、
やっと仲良くなれた気がした。
チャイムが鳴って
ようやく教室に入る
祐基「Aちゃんおはよー！」
隣の席に座る
祐基君がにっこりと笑う
A「おはよ」
祐基「ねー聞きたかったんだけど福田君と付き合ってるの？」
A「つ、付き合ってないよ！！」
突然の言葉に驚いてしまった。
祐基「じゃ、好きなんだ」
A「す、好きじゃ…」
祐基「わかるよ〜僕。」
祐基君はうんうんと頷いて
言う
A「ちょっと…」
祐基「で、いつから好きなの？」
私が肯定してないってのに
勝手に話を進める
祐基「ねーねーってば」
祐基「Aちゃん！」
祐基「ちょっとー！」
HR中に喋るもんだから
いつの間にか先生が祐基君の前に
バカだなぁ…
「村田、いつまで1人で喋ってんだ」
出席表でベシっと頭を叩かれる
祐基「ったい！」
クラスで笑いが起きる
祐基「もー、Aちゃんのせいだからね！」
小声で私に言う
「まだ喋るか！お前は今日雑用だ」
バカだ、つくづくバカだ。
祐基「え！ちょっとまって！！」
祐基君の叫び声が教室に響いた
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ろく(プロフ) - まなみさん» わわ！！ありがとうございます(∩´∀`∩)泣いてもらえるなんて嬉しすぎます〜！ (2016年12月4日 0時) (
レス) id: 56aeefca96 (このIDを非表示/違反報告)
まなみ - めちゃめちゃ面白いです(^w^)この小説読んで泣いてしまいました！ (2016年12月3日 23時) (レス) id: 3221762fe8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ろく | 作成日時：2016年11月26日 19時
