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海「美咲ちゃんいいの？」
A「あーうん。大丈夫」
正直助かったし…
美咲の話を聞く度に
罪悪感に苛まれる
自分だけ、黙ってるなんて
ずるい
海「Aちゃん？」
A「ご、ごめん。帰るね」
佑亮が教室に来ちゃう
足早に教室の方へ向かうと
美咲「あはは」
美咲の笑う声
佑亮「でさ」
佑亮と美咲が話してるの？
どうしよう…
行っていいのかな
いや、邪魔しちゃダメだよな…
来た方向を戻る
海「おかえり」
A「海君」
海「帰るんじゃなかった？」
A「そのつもりだったけど」
海「けど？」
A「佑亮が喋ってたから、迷惑かなって…」
海「そうなんだ」
A「もうちょっと、待つ」
海「俺も待とうかな」
A「え？」
ちょっとひとりになりたい気分なんだけど…
海「Aちゃん聞いてくれる？」
A「う、うん」
海「俺さ、好きな子いるんだよ」
A「そうなの？」
海君と、廊下の端に腰を下ろす
海「だけど、その子俺の友達が好きで、その友達は他の子が好きなんだよ」
A「む、難しいね」
海「一方通行的な？」
A「な、なるほど。」
海「どうすればいいかな」
私と、似た状況だ。
今は私の方は美咲も入ってきて
ごちゃごちゃしてるけど
A「あ、諦めない！」
海「え？」
A「諦めないで、その子を振り向かせればいいと思う」
海「好きな人がいても？」
A「うん。可能性があるんだから、ね？」
海「そっか」
その言葉と同時に海君が
私の方を向いた
A「え、」
唇の横、真横に海君の唇が触れた
海「お礼ね」
A「お、おれっ、お礼！？」
テンパって言葉が出ない
私のそんな姿をみて
海君がニヤリと笑った
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ろく(プロフ) - まなみさん» わわ！！ありがとうございます(∩´∀`∩)泣いてもらえるなんて嬉しすぎます〜！ (2016年12月4日 0時) (
レス) id: 56aeefca96 (このIDを非表示/違反報告)
まなみ - めちゃめちゃ面白いです(^w^)この小説読んで泣いてしまいました！ (2016年12月3日 23時) (レス) id: 3221762fe8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ろく | 作成日時：2016年11月26日 19時
