私達の運命 ページ48
〜数日後〜
ーグランゼニス城・天界兵私室ー
私は、数日間自室に閉じ籠もって
ベッドの中で寝ていました……。
……いつまでも、いじけていられませんね……。
まだ、ゼニス様と魔族の神の取り引きが終わったとは聞きませんから……まだ、なんとかなりますね……。
私は天界兵の制服の白い聖衣に着替えて、
身だしなみを整えてから自室を出ました。
庭園に向かうと……マルスさんが、
木製の長椅子に両腕を組み座っていました。
「マルスさん。ゼニス様のお考えはどうでしたか？」
声をかけると、数秒間経過してから答えが返って来ました。
「ゼニス様は、魔族の神に『三大天界兵』を渡すと伝えてしまったそうッスよ……。だが……まだ、打つ手はあるッスね」
「打つ手？何を考えているのですか？」
「悪いッスけど、Aとはいえどこれは言えないッス」
私の方を見ずに言葉を返すマルスさん……。
私はそれを寂しく感じます……。
「私にも考えがあります……。でも……結局、私達は……」
私は彼の隣に座りました。
「……そういえば……何故、貴方は呪文を極めたの？
剣術や闘気技……万能武器使い……選択肢はたくさんあるのに」
「剣術でも、闘気技でも、兵士長とリヒトには敵いそうになかった……追いつける気がしなかったんスよ。
だから、天界兵では少ない呪文使いの天界兵になり、
そのてっぺんを目指した……案外早く僕は最強の呪文天界兵になれたッスよ。
その頃にはリヒトは最強の武術天界兵になっていた……。
A、君は最強の万能武器使用天界兵になっていた……。
晴れて僕達……幼馴染の三人は『三大天界兵』と呼ばれるように成れた……そこまでは良かったんスけどね」
「マルスさんがリヒト姉様に
そこまで執着する理由は……？」
「……ノーコメントッスよ……」
う〜ん……ほぼ答えを示しているようにも見えますが……。
相変わらず不器用ですね……貴方は……。
でも、とても真っ直ぐ……実直です。
そんな貴方の信念を真似て私も秩序に実直になることを目指したんですけれど……。
これは誰にも言ったことはありません……。
彼の隣で無言で頭の中だけで彼への想いを述べました。
『三大天界兵リヒトよ！玉座の間に来るのだ！！』
ゼニス様のお声が城内に響き渡ります。
「……よし……行くか……！！」
マルスさんは長椅子から立ち上がり
その顔には決意と覚悟が浮かんでいるように見えました……。
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あすと(プロフ) - やっさんさん» 申し訳ないことに、たいした秘密ではありませんが（笑） (2022年11月20日 6時) (
レス) id: 53a773bcd5 (このIDを非表示/違反報告)
やっさん(プロフ) - あすとさん» おっ！ついに、エデンの騎士の秘密が、明らかになるのか😀❓ (2022年11月20日 6時) (レス) @page41 id: a424e1a16c (このIDを非表示/違反報告)
あすと(プロフ) - やっさんさん» コメントありがとうございます。奴らの余興はまだ始まったばかりです……。引き続き宜しくお願い致します。 (2022年11月4日 19時) (レス) id: 53a773bcd5 (このIDを非表示/違反報告)
やっさん(プロフ) - あすとさん» 余興って、このことだったのか😡💢。この、愚か者ども〜💢💢。 (2022年11月4日 19時) (レス) @page25 id: a424e1a16c (このIDを非表示/違反報告)
あすと(プロフ) - やっさんさん» コメントありがとうございます。『こみゅ〜』の方でやっさんさんのメッセージを受け取れるように修整しましたので、文字数など不便を感じましたらそちらへどうぞお願い致します。ラスボスかどうかはノーコメントってことで(笑) (2022年10月25日 12時) (レス) id: 53a773bcd5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あすと | 作成日時：2022年10月20日 18時
