グランゼニス城 ページ44
門番の男性の天界人が
純白の巨城に入っていき
約５分ほどが経過しました……。
まだでしょうか？
戦闘においての５分は非常に長い物です……。
一刀で決着の可能性がある闘いならば、
終わっていることもあります……。
幸いなのは……マルスさんは回復呪文を使えたはず……。
ラーハルトにはパーティー内における最速のスピードがあります……。
回復と回避に徹底すれば……魔竜帝をその場に留めて、
時間稼ぎをするには最適な人選です。
あとはスタミナ……持久力勝負……。
休みなしでどれだけ闘っていられるか……？
マルスさんの呪文……『バシルーラ』で、魔竜山の山頂からルグレの村へと強制退避させられて、大輝聖石を使い『オメガルーラ』で魔界から地上へと戻って来て……それから休みなしで『破邪の洞窟』に挑み、『ギガジャティス』のある階層の旅の扉に触れて『かみさま』の場所に飛ばされました……。そして、そこからこの『天界』へと送って頂きました……あとは、今の待機時間……。
それらにかかった時間を合計しますと……おそらく半日は経過していません……。
しかし……半日近く闘い続けることは至難の業です。
それも魔竜帝……敵のリーダーと闘うのですから……。
生半可な所業ではありません。
『ギガジャティス』を会得して、急いで救援に向かわなければ……。きっと二人は魔竜帝を殺害できる隙きがあったとしても……その選択肢をとれませんから……。
私は謁見までの待ち時間中に、現状を整理していました。
『よくぞ、ここまで戻って来た。
Aよ。我の元へと来るがよい』
天界の純白の巨城にゼニス様のものと思われる声が響き渡りました。
「A様。どうぞ、お通りください」
「ありがとうございます」
私は巨城の玉座の間へと急ぎました。
＊＊＊
純白の巨城……『グランゼニス城』の中をトベルーラを使い、
玉座の間へと急行しました。
城の造りは一本道でしたので、難なく玉座の間に到着できました。
玉座の間の両側には護衛の天界兵が槍と剣を装備して、
１４人ほど警備にまわっていました。
その中央の奥……両腕を組みながら玉座にしっかりと座し、
その方はいらっしゃいました……。
黒髪長髪、長い黒髭、
王族衣装のような絢爛豪華な純白の聖衣、
人間の中年男性のような見た目の……
『グランゼニス』様が私の視界に映りました。
「待たせてすまなかった……Aよ。
……そして……リヒトよ。用件を述べるがよい」
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あすと(プロフ) - やっさんさん» 申し訳ないことに、たいした秘密ではありませんが（笑） (2022年11月20日 6時) (
レス) id: 53a773bcd5 (このIDを非表示/違反報告)
やっさん(プロフ) - あすとさん» おっ！ついに、エデンの騎士の秘密が、明らかになるのか😀❓ (2022年11月20日 6時) (レス) @page41 id: a424e1a16c (このIDを非表示/違反報告)
あすと(プロフ) - やっさんさん» コメントありがとうございます。奴らの余興はまだ始まったばかりです……。引き続き宜しくお願い致します。 (2022年11月4日 19時) (レス) id: 53a773bcd5 (このIDを非表示/違反報告)
やっさん(プロフ) - あすとさん» 余興って、このことだったのか😡💢。この、愚か者ども〜💢💢。 (2022年11月4日 19時) (レス) @page25 id: a424e1a16c (このIDを非表示/違反報告)
あすと(プロフ) - やっさんさん» コメントありがとうございます。『こみゅ〜』の方でやっさんさんのメッセージを受け取れるように修整しましたので、文字数など不便を感じましたらそちらへどうぞお願い致します。ラスボスかどうかはノーコメントってことで(笑) (2022年10月25日 12時) (レス) id: 53a773bcd5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あすと | 作成日時：2022年10月20日 18時
