白い衣を召した御方 ページ41
〜Aside〜
ー？？？ー
「えっ……！！どこですかここは！？」
蒼い光の渦に右手をかざした途端に
私の視界には見たことのない風景が拡がりました。
私は山の途中の緩やかな登り坂に立っています。
登り坂の側面の崖からは……
蒼い空と真っ白な雲が見渡す限りに拡がっていました。
碧い景色には地平線どころか水平線も見当たりません……。
「ここは破邪の洞窟ではないのでしょうか？
風景を見る限り洞窟の中ではありませんね。
アバン先生……メルルさん……ヒュンケル……。
三人がいらっしゃらない。
私だけがここに来てしまったのでしょうか？」
私は崖を脇にしてその場所から移動しました。
雲のかかる緩やかな登り坂を上がって行くと
一軒だけ簡素な民家がありました。
生活感のある木製の民家で……誰かが暮らしていることを察することができました。
私は民家の玄関の前に立ち、
外から４回扉をノックしました。
「すみません、どなたかご在宅ではありませんか？」
『入ってかまわんよぅ〜』
扉の中から歳を召した男性の方の声が聴こえてきました。
私は緊張しながら扉を開きます。
何故でしょうか……この緊張感、以前にどこかで経験したことがあります……。
それに私はドアのノックを４回もしてしまった。
何かが引っかかります。
「失礼します……」
右手でドアのノブをゆっくり回し、扉を引き開き緊張しながら中に入りました。
民家の中の暖炉のあるリビングには、
真っ白な髪と髭を伸ばされて白い衣をお召になられた
男性のご老人が居られました。
何かの飲み物を口にしながら、木製のテーブルを前にして
椅子に座っていらっしゃいました。
「久しぶりじゃのぉ。元気にしておったか？
……いやいや、この聞き方はおかしいかのぅ。
地上の生活は楽しかったかのぅ？
……リヒトちゃん……そして……Aちゃん？」
私は初対面であるはずのこのお方の発した御言葉に驚愕しました。まるで、青天の霹靂のように……。
「そ……その２つの名を知っていらっしゃるのですか！？
それに“久しぶり”とは？あ……あなたはいったい……？」
「う〜む……なんと言うかのぅ。
君を……『エデンの騎士』を生み出すのに協力して、
『マジャスティス』をリヒトちゃんと君に授けた者じゃよ。
察しはついたかのぅ？Aちゃん」
「いえ、全然」
ドヤ顔の御老人に
私は目の前で右手を左右に振りました。
なぜでしょうか……このやりとり昔どこかで？
この御方を私は知っている？
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あすと(プロフ) - やっさんさん» 申し訳ないことに、たいした秘密ではありませんが（笑） (2022年11月20日 6時) (
レス) id: 53a773bcd5 (このIDを非表示/違反報告)
やっさん(プロフ) - あすとさん» おっ！ついに、エデンの騎士の秘密が、明らかになるのか😀❓ (2022年11月20日 6時) (レス) @page41 id: a424e1a16c (このIDを非表示/違反報告)
あすと(プロフ) - やっさんさん» コメントありがとうございます。奴らの余興はまだ始まったばかりです……。引き続き宜しくお願い致します。 (2022年11月4日 19時) (レス) id: 53a773bcd5 (このIDを非表示/違反報告)
やっさん(プロフ) - あすとさん» 余興って、このことだったのか😡💢。この、愚か者ども〜💢💢。 (2022年11月4日 19時) (レス) @page25 id: a424e1a16c (このIDを非表示/違反報告)
あすと(プロフ) - やっさんさん» コメントありがとうございます。『こみゅ〜』の方でやっさんさんのメッセージを受け取れるように修整しましたので、文字数など不便を感じましたらそちらへどうぞお願い致します。ラスボスかどうかはノーコメントってことで(笑) (2022年10月25日 12時) (レス) id: 53a773bcd5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あすと | 作成日時：2022年10月20日 18時
