【エデン＆アビス編・第三章】強制転移 ページ32
「ここから先は……
おれはあまり覚えちゃいないんだ……」
魔竜帝ディーノ……いや、勇者ダイは
過去の経緯を話した。
その表情は苦悶に満ちている。
「……おぼろげに、覚えているのは……
『魔竜山』に封印されていた
『冥竜王ヴェルザー』の封印を解き
魔法力で操作し配下にして……
黒竜紋の力で『魔竜騎士』達を創り出していった……。
それを紙芝居でも見ているかのように
一方的におれは見せられていた……。
……おれに憑依したコイツの正体は……」
そこで勇者ダイの言葉は止まり……
蒼き紋章は、黒き紋章へと色を変えていく……。
「……残念ながら……時間切れだ……。
あの世で仲良く考察でもするんだな……」
「ダ……ダイくん！！」
「レオナ……！！下がって！！」
魔竜帝はレオナに向かい飛びかかる。
そして、暗黒竜闘気をまとった右手の手刀を振り落とす。
「『ドラゴニック・エンド』！！」
ガキンッ！！
それを受け止めたのは天叢雲剣を両手持ちにした
マルスだった。
「！？貴様はハイトか……？いや、その眼は……」
「パプニカ王国唯一の賢騎士にして……
レオナ姫のボディガードのマルスッスよ！！」
「マルス！！」
マルスは天叢雲剣を右手で片手持ちにして……
左手で呪文を放つ。
「『バギクロス』！！」
激風バージョンの『バギクロス』は
魔竜帝の身体を山頂の奥へと吹き飛ばす。
「(……残念ながら……今、魔竜帝と闘ったとしても……
まともに闘えるのは、僕とAさんくらいだ……
ゼクスは数に入れられないからッスね……。
そして闘って勝ったとしても……
勇者ダイは命を落としてしまう……。
勇者ダイを殺さないためには……)」
マルスはAの方に向きなおり
大声で伝えた。
「僕が時間をできる限り稼ぐッスから。
勇者ダイを救える力をあの場所で手にして
再びここへ来てください……！！」
そう言葉にしたあとに……
「『バシルーラ』！！」
パーティー９人をまとめて強制転移させた……。
「これで……一対一ッスね……魔竜帝！！」
「あいにく……オレは呪文を回避した」
バシルーラの効果範囲外から出てきたのは……
「ラーハルト……！？」
「オレのスピードなら唇が呪文を唱え終わる前に
回避できる……この『翡翠の紋章』の力でな」
「！？それは……『
なるほど……奴だけではなく……
アイツも駒を差し向けていたか」
「『竜従紋』だと？」
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あすと(プロフ) - やっさんさん» 申し訳ないことに、たいした秘密ではありませんが（笑） (2022年11月20日 6時) (
レス) id: 53a773bcd5 (このIDを非表示/違反報告)
やっさん(プロフ) - あすとさん» おっ！ついに、エデンの騎士の秘密が、明らかになるのか😀❓ (2022年11月20日 6時) (レス) @page41 id: a424e1a16c (このIDを非表示/違反報告)
あすと(プロフ) - やっさんさん» コメントありがとうございます。奴らの余興はまだ始まったばかりです……。引き続き宜しくお願い致します。 (2022年11月4日 19時) (レス) id: 53a773bcd5 (このIDを非表示/違反報告)
やっさん(プロフ) - あすとさん» 余興って、このことだったのか😡💢。この、愚か者ども〜💢💢。 (2022年11月4日 19時) (レス) @page25 id: a424e1a16c (このIDを非表示/違反報告)
あすと(プロフ) - やっさんさん» コメントありがとうございます。『こみゅ〜』の方でやっさんさんのメッセージを受け取れるように修整しましたので、文字数など不便を感じましたらそちらへどうぞお願い致します。ラスボスかどうかはノーコメントってことで(笑) (2022年10月25日 12時) (レス) id: 53a773bcd5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あすと | 作成日時：2022年10月20日 18時
