憧れ ページ15
「ダイ……か……あれぇ？
どこかで聞いたことのある名前だなぁ……」
「なんで、おれを助けてくれたんだ？」
「倒れている人をほっとけるわけないじゃない。
魔族でも、人間でも関係ないよ」
この娘……魔族だって言っているけど、
心は優しい娘みたいだな……。
「おれはどこに倒れていたんだ？」
「このルグレの村のすぐ外だよ。
私が治り草の採取に出かけて帰って来た時に
倒れているあなたを目にしたの。
村の大人の男の人達に頼んで
ここまで運んでもらったんだぁ」
「素性の知らない人間にやけに親切だね……。
おれが思っていた魔族とは全然違うや……。
でも……おれはどうやってここへ……？
黒の核晶の爆発の際に『ルーラ』を唱えたところまでは
覚えているんだけどな……」
「えっ！？あなた、黒の核晶の爆発に巻き込まれたの？」
「う〜ん……直前に『ルーラ』を唱えたんだけど……
やっぱ爆発をもろに喰らっちゃったのかな？」
ルーナがしばらく黙り込み、考えたあとに話を再開した。
「……強力な魔法力の爆発は空間すらも歪ませる……。
そう聞いたことがあるなぁ。
その黒の核晶の爆発により生じた空間の歪みに、
ルーラで飛び込んでしまって……魔界へと来ちゃったのかも」
「へぇ……そんなことが起きるのか……知らなかったな」
「……というか……黒の核晶の爆発に巻き込まれたとか、
いったいあなた何者なのぉ？
普通、そんなことしないよぉ？」
懐疑の視線を向けるルーナにおれは答えた。
「信じてもらえるかわからないけど……おれ……純粋な人間じゃないんだよ……。そして……地上で大魔王バーンと闘っていたんだ。その最後に黒の核晶をあるやつに使われて……地上を守るために黒の核晶を上空へと運んだんだけどね……そして、爆発の瞬間に『ルーラ』を唱えた。それで気がついたらここにいた……」
「だ……大魔王バーン……！？」
ルーナは目を丸くして驚いていた。
「アイツと闘っていたって……まさか……あなた……
……竜の騎士……だったりするぅ……？」
「えっ……よくわかったね。そうだよ、おれ竜の騎士なんだ」
「そ……そう……ぜ……全然それっぽく見えないけどねぇ……」
「正確には竜の騎士と人間の混血児ってやつなんだ」
「ふ……ふ〜ん……。(優しそうな顔をしているのに……
まさか……竜の騎士様だとは思いもしなかったなぁ……
憧れの竜の騎士様がこんなに幼い少年だとはねぇ……)」
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あすと(プロフ) - やっさんさん» 申し訳ないことに、たいした秘密ではありませんが（笑） (2022年11月20日 6時) (
レス) id: 53a773bcd5 (このIDを非表示/違反報告)
やっさん(プロフ) - あすとさん» おっ！ついに、エデンの騎士の秘密が、明らかになるのか😀❓ (2022年11月20日 6時) (レス) @page41 id: a424e1a16c (このIDを非表示/違反報告)
あすと(プロフ) - やっさんさん» コメントありがとうございます。奴らの余興はまだ始まったばかりです……。引き続き宜しくお願い致します。 (2022年11月4日 19時) (レス) id: 53a773bcd5 (このIDを非表示/違反報告)
やっさん(プロフ) - あすとさん» 余興って、このことだったのか😡💢。この、愚か者ども〜💢💢。 (2022年11月4日 19時) (レス) @page25 id: a424e1a16c (このIDを非表示/違反報告)
あすと(プロフ) - やっさんさん» コメントありがとうございます。『こみゅ〜』の方でやっさんさんのメッセージを受け取れるように修整しましたので、文字数など不便を感じましたらそちらへどうぞお願い致します。ラスボスかどうかはノーコメントってことで(笑) (2022年10月25日 12時) (レス) id: 53a773bcd5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あすと | 作成日時：2022年10月20日 18時
