【竜の騎士編・追憶】竜の騎士と少女の出逢い ページ14
「ぐっ……強力な破邪呪文……！？
紋章騎士にしか使えない呪文か……！！」
「勇者ダイ……みんなのために……
元に戻って……！！」
白銀の閃光が照射された魔竜帝ディーノの黒竜紋は、
色を変えて蒼色の……竜の紋章の本来の色に戻った。
「うっ……み……みんな……？」
魔竜帝ディーノの目つきとは全く違う
優しい目つきへと彼の顔は変わった。
地上を救った竜の騎士の顔に勇者ダイは戻った。
「ダ……ダイなのか！？元に戻ったのかよ？」
ポップはダイに駆け寄ろうとしたが……。
「だ……駄目だ、ポップ！！アイツはまだ消えていない！！
おれの中に入っている……！！近づいちゃいけない！！」
「『マジャスティス』が一時的にでも効いたみたいね……。
……勇者ダイ……あなたを魔竜帝ディーノにしたのは
いったい誰なの？あなたに何があったの？
あなたの精神が戻った今のうちに話して！！」
「キミがおれを戻したのか？……それは置いておき、
言われた通り……おれにあったことを話すよ」
勇者ダイは三年間のことを語り始めた……。
＊
黒の核晶を仕掛けられたキルバーンの人形の身体を、
空高くへとポップと共に運んでいた。
おれは途中でポップを蹴り落として自分一人で、
キルバーンの人形を運んだ……。
爆発の直前……おれの耳にレオナの声が聴こえた気がした。
「ダメだ……おれは……死ねない……死んでたまるか！！」
黒の核晶が光を放つ時に同時におれは……
「『ルーラ』！！」
と唱えて爆発から遠ざかろうとした。
その瞬間におれの意識は途絶えることになる……。
おれが次に意識を取り戻したのは、
見知らぬ天井の下のベッドの上だった……。
「うっ……ここは……？地上は……無事なのか……？」
「良かった！気がついたのね！！」
おれが寝ていたベッドの傍には、
一人の少女が椅子に座りおれの看病を
してくれていたようだった。
その少女の肌はロン・ベルクさんのように蒼かった。
黒髪ショートカットで耳の尖った少女におれは尋ねた。
「キミは……魔族……なのか？」
「そうだよ。
あなたは見たところ地上の人間のようだけど……
少し違和感を覚えるのは何故かなぁ……？」
「それは……。いや、それよりもここはどこなんだ？
地上のどこかなのか？」
少女は目を伏せておれの疑問に答えた。
「残念だけど……ここは地上じゃないわ。
ここは魔界の『ルグレの村』だよ。
私の名前は『ルーナ』あなたの名前は？」
「おれは……ダイって名前だよ」
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あすと(プロフ) - やっさんさん» 申し訳ないことに、たいした秘密ではありませんが（笑） (2022年11月20日 6時) (
レス) id: 53a773bcd5 (このIDを非表示/違反報告)
やっさん(プロフ) - あすとさん» おっ！ついに、エデンの騎士の秘密が、明らかになるのか😀❓ (2022年11月20日 6時) (レス) @page41 id: a424e1a16c (このIDを非表示/違反報告)
あすと(プロフ) - やっさんさん» コメントありがとうございます。奴らの余興はまだ始まったばかりです……。引き続き宜しくお願い致します。 (2022年11月4日 19時) (レス) id: 53a773bcd5 (このIDを非表示/違反報告)
やっさん(プロフ) - あすとさん» 余興って、このことだったのか😡💢。この、愚か者ども〜💢💢。 (2022年11月4日 19時) (レス) @page25 id: a424e1a16c (このIDを非表示/違反報告)
あすと(プロフ) - やっさんさん» コメントありがとうございます。『こみゅ〜』の方でやっさんさんのメッセージを受け取れるように修整しましたので、文字数など不便を感じましたらそちらへどうぞお願い致します。ラスボスかどうかはノーコメントってことで(笑) (2022年10月25日 12時) (レス) id: 53a773bcd5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あすと | 作成日時：2022年10月20日 18時
