大魔道士ポップの苦悩 ページ12
右腰から左手で
『鋼の剣・ソーディス・改』を
オレは抜剣した。
「……覚悟……！！」
竜の騎士ダイに向かいオレは突進して
左肩に剣を振り落とす。
「マルス……！？ダ……ダイくん！？」
ガンッ！！
！？
オレの剣を竜の騎士は左腕の前腕で受け止めた。
「何……！？」
「おれの身体には『ダーク・ドラゴニックオーラ』を
纏わせている……。生半可な攻撃を止めるのには
身体で充分だ……そして……」
竜の騎士は額に黒い竜の紋章を発現させていた。
「竜の紋章の上をいく……
「こ……黒竜紋だって……！？」
後方の大魔道士は声をあげた。
オレが次の攻撃を放つ前に竜の騎士は
右手でオレの腹部に突きを放った。
ドスッ……
鈍い音を起ててオレの腹部は竜の騎士の右手で貫かれた……。
「が……がはっ……」
「トドメだ……アビスの騎士……」
竜の騎士の左手がオレの首に振り落とされようとした……。
「『トベルーラ』！！」
竜の騎士の左手は空を斬った。
「……だ……大魔道士……か……？」
大魔道士の『トベルーラ』で緊急回避をしたようだ。
「しっかりしろ、マルス！！……いや……ハイト！！」
「マルスではなく……オレ……だとわかっていて、
何故助けた？」
「黙っとけ！！『ベホマ』！！」
「ポップ……おれではなく、そいつを助けるんだね？」
「ダイ……なんでだよ……！！
なんでこんなふうになっちまったんだ！？」
「おれは竜の騎士として役目を果たしているだけだ……。
今の世界の調和を……三種族のバランスを崩しているのが、
人間だからだよ……」
「だったらなんで……竜の騎士の代行者である
エデンの騎士が地上に現れたんだよ！？
今のお前のしていることが
間違っているからじゃねぇのか！？」
「そう思うならおれを殺せばいいだろ？
『メドローア』をおれに撃てばいい」
「言われるまでもねぇ！！」
オレの治療を終えた
大魔道士は光の弓矢を創り出す……。
「……どうしたんだ……早く撃てよ……ポップ？」
「くっ……う……撃てねぇ……お前に向けて、
これを撃てるわけねぇじゃねぇか！！」
「その甘さで全滅してもいいのか？
メルルとマァムがおれに殺されても、
お前はおれにメドローアを撃たないのか？」
「なんてことを言いやがる……おれには、
お前がダイだとは思えねぇ……てめぇは誰なんだ？」
「……答える義理はない」
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あすと(プロフ) - やっさんさん» 申し訳ないことに、たいした秘密ではありませんが（笑） (2022年11月20日 6時) (
レス) id: 53a773bcd5 (このIDを非表示/違反報告)
やっさん(プロフ) - あすとさん» おっ！ついに、エデンの騎士の秘密が、明らかになるのか😀❓ (2022年11月20日 6時) (レス) @page41 id: a424e1a16c (このIDを非表示/違反報告)
あすと(プロフ) - やっさんさん» コメントありがとうございます。奴らの余興はまだ始まったばかりです……。引き続き宜しくお願い致します。 (2022年11月4日 19時) (レス) id: 53a773bcd5 (このIDを非表示/違反報告)
やっさん(プロフ) - あすとさん» 余興って、このことだったのか😡💢。この、愚か者ども〜💢💢。 (2022年11月4日 19時) (レス) @page25 id: a424e1a16c (このIDを非表示/違反報告)
あすと(プロフ) - やっさんさん» コメントありがとうございます。『こみゅ〜』の方でやっさんさんのメッセージを受け取れるように修整しましたので、文字数など不便を感じましたらそちらへどうぞお願い致します。ラスボスかどうかはノーコメントってことで(笑) (2022年10月25日 12時) (レス) id: 53a773bcd5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あすと | 作成日時：2022年10月20日 18時
