【魔界編・第一章】魔界の廃村 ページ1
大地の遙か奥深くに存在する世界
それが魔界……
太陽がなく
マグマがたぎり
見渡す限り不毛の大地が続く……
地上の人間達にはそのように伝承されている。
しかし、マルスが『オメガルーラ』を使い
A達が転移してきたそこは、
不毛の大地などではなかった……。
＊
「ここが魔界なのですね……」
Aは辺りを見渡してそう口にした。
「でも、ここは……村……いや、廃村じゃねぇか……？」
「誰もいないのかしら？」
「あちらには墓地のような場所がありますね」
「フム……少し調べてみましょうか。
ここが魔界のどのあたりなのか……」
「ちょ……ちょっと待ってくださいッス！！」
マルスが途端に大声で仲間達に呼びかけた。
「す……少し、や……休ませて……くれないッスか？」
片膝を地面に着き息を切らしているマルス。
その額には汗が滲んでいた。
「！レオナ、貴女のシルバーフェザーで！！」
「はい！腕を出してマルス」
レオナの持ち物にあった『シルバーフェザー』で
マルスの腕に刺して魔法力の回復を行なった。
「一本では足りないみたいね……もう一本使うわよ」
「……流石に魔界へと渡るための『オメガルーラ』は
魔法力の消費が半端なかったようですね……。
……それではマルスくんの休憩も兼ねて、
その間に数人でこの廃村を調べましょう。
レオナとラーハルトは彼に付き添い、いざという時の
護衛として一緒にいてください」
「はい！」
「……仕方ない……了解した」
＊
A一行の魔界の廃村探索が始まった……。
「……『ルグレの村』」
村の出入り口に来たAは木の立て札を見て、
廃村の名を知った。
Aは、その後にルグレの村の墓地に足を踏み入れる。
黒い土の上に、木の枝二本を植物の蔓で十字に縛った
十字架が幾つも立てられていた。
「どうですか？A。それにしても妙ですね……」
「何が妙なのでしょうか、アバン先生？」
墓地で合流したアバンは疑問を述べた。
「ここは魔界……その墓地に十字架が立てられていることがですよ……。魔族が人間の神に祈る理由がありませんから……」
「！？確かにそうですね……十字架を立てたのは誰なのでしょうか？」
アバンは首を横に振る。
「わかりません……。今のところ見当がつきませんね」
「あっ……あれは……？」
Aは一つの墓前に花が供えられているのを見つけた。
「これは……赤い
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あすと(プロフ) - やっさんさん» 申し訳ないことに、たいした秘密ではありませんが（笑） (2022年11月20日 6時) (
レス) id: 53a773bcd5 (このIDを非表示/違反報告)
やっさん(プロフ) - あすとさん» おっ！ついに、エデンの騎士の秘密が、明らかになるのか😀❓ (2022年11月20日 6時) (レス) @page41 id: a424e1a16c (このIDを非表示/違反報告)
あすと(プロフ) - やっさんさん» コメントありがとうございます。奴らの余興はまだ始まったばかりです……。引き続き宜しくお願い致します。 (2022年11月4日 19時) (レス) id: 53a773bcd5 (このIDを非表示/違反報告)
やっさん(プロフ) - あすとさん» 余興って、このことだったのか😡💢。この、愚か者ども〜💢💢。 (2022年11月4日 19時) (レス) @page25 id: a424e1a16c (このIDを非表示/違反報告)
あすと(プロフ) - やっさんさん» コメントありがとうございます。『こみゅ〜』の方でやっさんさんのメッセージを受け取れるように修整しましたので、文字数など不便を感じましたらそちらへどうぞお願い致します。ラスボスかどうかはノーコメントってことで(笑) (2022年10月25日 12時) (レス) id: 53a773bcd5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あすと | 作成日時：2022年10月20日 18時
